SunVTS 4.6 テストリファレンスマニュアル

wrsmtest のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/wrsmtest 標準引数 -o dev=インタフェース, test=タイプ,packets=n,pattern=16進数,delay=秒数,timeout=秒数, retry=n,warn= E|D,maxerr=n,avgerr=n

表 62-3 wrsmtest のコマンド行構文

引数 

説明 

dev=インタフェース

クラスタネットワークのインタフェース名を指定します。デフォルト値は wrsmd0 (DLPI クラスタネットワークの場合) です。

test=タイプ

実行するサブテスト。randomincrementpattern のいずれかを指定します。+ 記号で連結し、複数のサブテストを指定することも可能です。 デフォルト値は random+increment+pattern です。

packets=n

ランダムまたはパターンのパケット数を指定します。デフォルトは 256 個です。

pattern=16進数

データパターンを 16 進形式で指定します。デフォルト値は 00xff のすべてのパターンです。

delay=秒数

連続するサブテスト間の実行間隔を秒単位で指定します。デフォルトは 30 秒です。

timeout=秒数

タイムアウトまでの待機時間を秒単位で指定します。デフォルトは 1 秒です。

retry=n

テストのタイムアウト後に再試行する回数を指定します。デフォルトは 3 回です。 

warn=E|D

有効 (E) にすると、警告メッセージが出力されます。 

maxerr=n

テストに合格するためのリンクエラーの上限数。テスト中に通知されたリンクエラー数がこの上限を超過すると、テスト対象のデバイスは不合格と判定され、エラーメッセージが通知されます。 

avgerr=n

テストに合格するための平均リンクエラーの上限数。平均リンクエラーとは、1 時間あたりのリンクエラー数の平均値です。テスト中に通知された平均リンクエラーがこの上限を超過すると、テスト対象のデバイスは不合格と判定され、エラーメッセージが通知されます。デフォルトの平均リンクエラーは 40 件です。 


注 -

64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合は、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。