この章では、フラッシュアーカイブを作成する手順を説明します。
作業 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
マスターマシンへの、選択した構成でのインストール |
ニーズに合った構成を決定し、Solaris の任意のインストール方法を使用してマスターマシンにインストールする。 | |
フラッシュアーカイブの作成 |
flarcreate コマンドを使用してアーカイブを作成する。 |
この節では、マスターシステムにインストールし、その後そのマスターシステムからフラッシュアーカイブを作成する手順を説明します。
マスターシステムには、クローンシステムで行いたい構成と同じ構成でインストールします。マスターシステムへの Solaris オペレーティング環境のインストールは、既存の Solaris インストール方法のどの方法でも使用できます。
インストールしたいシステム構成を決定します。
いずれかの Solaris のインストール方法を使用して、マスターシステムに Solaris オペレーティング環境をインストールします。インストール方法については、第 2 章「Solaris のインストールおよびアップグレードの計画の概要」を参照してください。
マスターシステムを次のいずれかの方法でカスタマイズします。
ソフトウェアを削除する
ソフトウェアを追加する
構成ファイルを変更する
クローンシステム上にある周辺装置のためのサポートを追加する
マスターシステムにインストールした後で、クローンシステムへのインストールに使用するフラッシュアーカイブを作成します。
マスターシステムをブートし、できるだけ静的な状態で稼働させます。
可能であれば、システムをシングルユーザーモードで実行してください。 これが不可能な場合、アーカイブしたいアプリケーションおよび大量のオペレーティングシステムリソースを必要とするアプリケーションを停止します。
フラッシュアーカイブの作成は、マスターシステムがマルチユーザーモードまたはシングルユーザーモードで稼動している間、あるいは次に示すメディアの 1 つからブートする間に行うことができます。
Solaris 8 DVD
Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD
Solaris 8 SOFTWARE CD と Solaris 8 LANGUAGES CD のイメージ
flarcreate コマンドを使用して、アーカイブを作成します。
# flarcreate -n name options path/filename |
このコマンド行では :
name は、ユーザーがアーカイブに付ける名前です。指定する name は、content_name キーワードの値になります。
path は、アーカイブファイルを保存するディレクトリへのパスです。このパスを指定しない場合、flarcreate はアーカイブファイルを現在のディレクトリに保存します。
filename は、アーカイブファイルの名前です。
コマンド行オプションのリストは、flarcreateを参照してください。
アーカイブの作成が正常に完了すると、flarcreate コマンドは終了コード 0 を返します。アーカイブの作成が失敗すると、flarcreate コマンドは 0 以外の終了コードを返します。