SunOS 4.x システムでは別売オプションとして利用できた自動セキュリティ拡張ツール (ASET) は、Solaris 2.6 の動作環境に組み込まれています。ASET では、全体のシステムセキュリティレベル (low、medium、high) を指定し、それらのレベルで自動的にシステムを管理できます。このツールは、サーバやそのすべてのクライアント、または個々のクライアントが実行するように設定できます。
ASET は次の作業を実行します。
システムファイルのパーミッションの検証
システムファイルの内容の検証
グループファイルエントリの整合性の確認
システム構成ファイルの確認
環境ファイルの確認 (.profile、.login、.cshrc)
コンソールログインアクセスを制限するための、EEPROM 設定値の検証
ファイアウォールまたはゲートウェイシステムの確立
『Solaris のシステム管理』では、ASET の設定と監視について詳細に説明しています。