convert4x は、SunOs 4.x クライアントに関するすべての情報で Solaris 2.6 サーバを更新します。convert4x を実行すると、次のファイルとディレクトリが更新されます。
/tftpboot - ネットワークブート可能イメージを格納するディレクトリ
/etc/dfs/dfstab - NFS を経由してエクスポートされるファイルシステムを指定するファイル
/etc/inet.conf - inetd(1M) がインターネットの要求を受け取ったとき、inetd(1M) が呼び出すサーバのリストを格納するファイル
/etc/bootparams - クライアント別のブートの指定を格納するファイル
/etc/hosts - IP と ホスト名のマップを格納するファイル
convert4x を実行する前に、変換するクライアントの /etc/ethers ファイルにイーサネットアドレスが入力されていることを確認します。これは、convert4x が rpc.rarpd(1m) デーモンを起動するために必要です。
スーパーユーザとして、次のコマンドを入力して convert4x を実行します。
# /usr/sbin/convert4x |
オプションで、クライアント用ベースディレクトリのフルパスを指定できます。デフォルトでは、convert4x は /export を検索します。
convert4x を実行すると、スクリプトが実行する処理についての情報を画面上に表示します。クライアント情報に矛盾があれば警告します。クライアントの情報が不十分な場合、convert4x はエラーを報告し終了します。
convert4x が既存のクライアントに対して正常に実行された場合は、Solstice Host Manager を使用して既存のクライアントを再度追加する必要はありません。