Solaris 2.x への移行

ユーザアカウントの追加

この節では、ユーザアカウントを追加する一般的な手順の変更について説明します。

SunOS 4.x では、システムに新しいユーザを追加するための一般的な手順は次のようになっていました。

  1. /etc/passwd ファイルを編集し、新しいユーザのエントリを追加します。

  2. ホームディレクトリを作成し、新しいユーザのパーミッションを設定します。

  3. 新しいユーザのスケルトンファイルを設定します (.cshrc.login.profile など) 。

  4. ネームサービス (NIS) に新しいユーザを追加します。

Solaris 2.6 環境には、ユーザアカウントを追加 (および管理) する方法が 3 つあります。


注 -

SunOS 5.6 ソフトウェアはシャドーパスワードファイルを使用しているため、 /etc/passwd ファイルを編集するだけでは不十分です。この種の管理作業の経験が十分にない場合は、この方法を使用しないでください。


Solaris のシステム管理では、アカウントの設定を始める前に考慮すべき点について詳しく説明しています。また、システムとネットワークのユーザアクセスを制御するための、セキュリティ上の留意点についても説明しています。