Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

Java 機能

Java 言語のインタプリタである Java Virtual Machine を搭載した Solaris オペレーティング環境は Solaris ソフトウェアと共に、Java の基本環境を提供します。また、操作の簡単なインターネットブラウザである HotJava がパッケージに含まれます。HotJava ブラウザを使って World Wide Web を閲覧できるほか、AnswerBook2 オンライン文書の参照や各種のインストール作業も行うことができます。

Java Virtual Machine

Java Virtual Machine 1.1 は、Solaris オペレーティング環境での Java プラットフォームを提供します。JavaSoftTM の 1.1 Java Developer Kit と互換であり、Java コンパイラ (javac)、Java インタプリタ (java)、Java クラスファイルの逆アセンブラ (javap)、および C ヘッダとスタブファイルのジェネレータ (javah) を含みます。また、ジャストインタイム (JIT) コンパイラを搭載することによって性能の向上を実現しています。

Java Virtual Machine は、Solaris 自体のスレッドを使って Java スレッドをマルチプロセッサに対応させています。また、Solaris 自体のスレッドを使うことにより、Java アプリケーションのスケーラビリティを高めます。

付属のアプレットビューアによって、World Wide Web ブラウザとは別の場所でアプレットを実行できます。

もう 1 つの強化点として、Java アプリケーションの管理に役に立つ javald(1) を用意しました。javald は、Java プログラムを実行するためのラッパーを生成します。ラッパーは、Java プログラム実行時に参照される JAVA_HOMECLASSPATH、および LD_LIBRARY_PATH の各環境変数が正しく設定されていることを保証します。

詳細については、『Network Interfaces Programmer's Guide』を参照してください。

HotJava ブラウザ

HotJava ブラウザは、操作が簡単でカスタマイズ可能なユーザーインタフェースを持つブラウザです。HotJava ブラウザを使って、インターネットを自由に閲覧することができます。HotJava ブラウザは、次の機能を提供します。