Solaris の日本語入力システムとして、新たに Wnn6 が提供されるようになりました。Wnn6 は、Solaris CD に含まれるため、エンドユーザシステムサポート以上のクラスタで、標準でインストールされます。
ATOK8 が Solaris CD に含まれるようになり、エンドユーザーシステムサポート以上のクラスタでは、標準でインストールされます。
Wnn6、ATOK8、および cs00 が、日本語入力システムとして利用できます。これらすべての日本語入力システムがインストールされている場合は、特に環境ファイルを設定していない限り、Wnn6 がデフォルトになります。日本語入力システムを ATOK8 または cs00 に変更したい場合は、ワークスペースメニューから「ATOK8 に設定」または「cs00(htt) に設定」を選択して、ウィンドウシステムを再起動してください。
ワークスペースメニューには、次の位置に「日本語入力システム切替」という項目があります。
Solaris CDE 環境の場合
「ワークスペース・メニュー」
OpenWindows 環境の場合
「ワークスペース」=>「ユーティリティ」
この中から利用したい日本語入力システムを選択して、ウィンドウシステムを再起動してください。また、直接コマンド行から wnn6setup、atok8setup、または cs00setup を入力して、設定することもできます。
cs00 で、部首入力が可能になりました。$HOME/.mle/ja/cs00 ディレクトリの resources ファイルまたは keybind ファイルを編集して、キーの割り当てを変更している場合は、/etc/mle/ja/cs00 ディレクトリの resources ファイルまたは keybind ファイルをもとに再編集すると、部首入力が利用できます。
Solaris CDE 環境で利用できる cs00 ユーザー辞書ツールが新たにサポートされています。アプリケーション・マネージャーのデスクトップ・アプリケーションというカテゴリに起動アイコンがあります。コマンド行より直接起動する場合は、次のようにして起動することができます。
sun% /usr/dt/bin/sdtudicm & |
日本語 OpenWindows 環境では、udicmtool が今まで通り利用できます。