Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

デスクトップの日本語機能

Solaris CDE の PC 漢字のサポート

Solaris 2.6 の CDE では、従来の ja ロケールに加え、PCK を扱える ja_JP.PCK ロケールをサポートしています。

日本語フォント

詳細については、『Solaris 2.6 オンラインリリース情報』を参照してください。

ユーザー定義文字のサポート

ユーザー定義文字が既存のフォントファイルと別のフォントファイルでサポートされるようになりました。

このため、Solaris 外字ツール sdtudctool が、Solaris CDE 環境で提供されます。なお、OpenWindows 環境では sdtudctool はサポートされませんが、CDE 環境で作成したユーザー定義文字は OpenWindows 環境上でも利用できます。

すでにユーザー定義文字を利用している場合は、移行作業が必要です。

ユーザー定義文字が登録可能な領域は、「TOG 日本ベンダ協議会推奨 日本語 EUC・シフトJIS コード変換仕様」に基づいた領域で定義され、以前のようなユーザー定義文字領域を定義するための日本語ロケールの再定義は必要ありません。

DPS での日本語フォント

従来提供してきた F3 フォントに加え、TrueType フォントを扱えるようになりました。デフォルトの設定では、株式会社リコーの提供する HG ゴシック B、HG 明朝 L、また補助漢字には平成明朝体 W3H を利用できるようになっています。

詳細については、『Solaris 2.6 オンラインリリース情報』を参照してください。

互換性について

新しく提供されているリコーのフォントはそれぞれ Ryumin-Light、GothicBBB-Medium に別名定義されています。これにより Solaris 2.5.1 以前のリリースで Ryumin-Light、GothicBBB-Medium を使用していた X 上のプログラムや DPS のアプリケーション、PostScript プログラムは、変更を加えずに Solaris 2.6 上で動作することができます。

なお、Solaris2.5.1 以前のリリースとの完全な互換性を得るために、F3 フォントを使用することもできます。詳細は、『Solaris 2.6 オンラインリリース情報』を参照してください。