Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

基本操作

AnswerBook2 製品は AnswerBook1 製品に替わるもので、Solaris 2.6 オペレーティングシステムリリースの一部です。オンライン文書を表示するには、HTML 3.2 に対応したブラウザ (HotJava、Netscape Navigator(TM)、Lynx など) を用意し、文書サーバーに (文書コレクションがインストールされ、Web ベースのサーバーが実行されているマシンを識別する URL を指定することにより) アクセスします。詳細は、次の項目を参照してください。

AnswerBook2 製品の使用方法、または文書サーバーの管理方法については、文書サーバーにアクセスできるようにしてからオンラインヘルプを参照してください。

インストールに必要な操作

表 8-1 は、AnswerBook2 の機能ごとに必要な操作を示します。

表 8-1 インストールする内容
 実行する操作 必要な操作
 デスクトップ (任意のプラットフォーム、任意のオペレーティングシステム) からオンライン文書を表示する。Web ブラウザを起動し、文書サーバーの URL を指定します (例: http://my_docs:8888)。詳細は、「AnswerBook2 用にビューアを起動する」を参照してください。
 デスクトップから Web ブラウザを起動する際に、自動的に適切なサーバーの URL が指定されるようにする。Solaris 2.6 オペレーティングシステムを実行している場合は、文書サーバーを確認し、「CDE ヘルプ」ポップアップメニューまたは OpenWindows の「プログラム」メニューから「AnswerBook2」オプションを選択します。詳細は、「AnswerBook2 用にビューアを起動する」を参照してください。
 システム (マシン) から文書を配信 (提供) する。Solaris Documentation CD から文書サーバーソフトウェアをインストールします。詳細は、「文書サーバー用ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
 Solaris 2.6 Documentation CD から文書サーバーに文書を追加する。この機能を実行する権限があるのは、文書管理者だけです。文書コレクションのインストール方法の詳細は、「ソフトウェアをインストールする」にある手順 5 を参照してください。
 文書サーバーに既存の文書 (AnswerBook1 パッケージなど) を追加する。この機能を実行する権限があるのは、文書管理者だけです。詳細は、「ソフトウェアをインストールする」にある手順 5 を参照してください。

AnswerBook2 用にビューアを起動する

Solaris 2.6 オペレーティングシステムを実行している場合、CDE フロントパネルから表示される AnswerBook2 アイコンを選択するか、OpenWindows の「プログラム」メニューから「AnswerBook2」を選択するか、または answerbook2 コマンドを入力すると、文書サーバーの URL が指定されて Web ブラウザが起動されます。この場合、ユーザーのパスが検索され、HotJava またはパス上で最初に見つかった Web ブラウザが起動されます。システムによる文書サーバーの URL の検索方法については、「文書サーバーを指定する」を参照してください。

Solaris 2.6 オペレーティングシステムを実行していない場合でも、任意の HTML 3.2 対応の Web ブラウザから AnswerBook2 製品にアクセスできます。Web ブラウザを起動し、適切な文書サーバーの URL を指定します。たとえば、システム管理者が AnswerBook2 文書サーバーをシステム imayoyo にインストールした場合は、http://imayoyo:8888 という URL にアクセスします。

文書サーバーを指定する

AnswerBook2 用にビューアを初めて起動すると、「デフォルト」の文書サーバーにインストールされているすべてのコレクション (およびそのブック) リストが表示されます。「デフォルト」のサーバーは、次のいずれかの方法で指定できます。

  1. 環境変数 AB2_DEFAULTSERVER を定義している場合は、AnswerBook2 のビューアはその変数に定義された URL を使って起動されます。たとえば、.cshrc ファイルに次の 1 行を挿入します。

    setenv AB2_DEFAULTSERVER http://imayoyo.eng.sun.com:8888/

  2. AnswerBook2 の機能を起動したマシンが文書サーバーの場合は、AnswerBook2 用のビューアは localhost:8888 という URL を使って起動されます。

  3. フェデレーテッド・ネーミング・サービス (FNS) を使っている場合、AnswerBook2 用のビューアは FNS の thisorgunit/answerbook/servers というリスト内で見つかった文書サーバーを使って起動されます。FNS の詳細は、「文書サーバーを登録する」 を参照してください。

利用できる文書サーバーがない場合は、Sun のマスター文書サーバー、http://docs.sun.com にアクセスすることもできます。