Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

タイル記憶領域

XIL 1.3 ライブラリでは、特に大きな画像をタイルと呼ばれるメモリーバッファー領域に格納します。特定のタイルに含まれる画像の一部が必要な場合は、そのタイルをメモリーに読み込むだけで済むので性能が向上します。

XIL 1.3 ライブラリには、従来の連続した記憶領域だけでなく、XIL 画像のためのタイル記憶領域やストリップ記憶領域をサポートする新しい記憶領域オブジェクトが含まれています。この記憶領域オブジェクトは、走査線、ピクセル幅、データポインタなどの画像属性を格納するコンテナとして機能します。画像をエクスポートするか、あるいは直接修正するときまで、画像に記憶領域は割り当てられません。その分、メモリー消費を節約できます。