HotJava ブラウザは、操作が簡単でカスタマイズ可能なユーザーインタフェースを持つブラウザです。HotJava ブラウザを使って、インターネットを自由に閲覧することができます。HotJava ブラウザは、次の機能を提供します。
Java アプレットのサポート
アプレットは、画像と同じように Web ページに含めることのできる小さなプログラムです。
ネットワークセキュリティ
HotJava ブラウザは、アプレットの実行に必要な、セキュリティが保護された環境を用意します。署名付きアプレットをサポートするので、セキュリティレベルを自在に調節することができます。
HTML の全機能をサポート
HTML は、Web ページ作成用言語です。HotJava ブラウザは、最新の HTML 標準である HTML 3.2 をサポートします。
HTML の検証
エラーが含まれる HTML ページを表示すると、「HTMLエラー」ボタンがアクティブになります。このボタンをクリックすると、エラーの一覧が表示されます。この検証機能は、自分で HTML ページを記述しているときや HTML ページの表示に問題があるときなどに利用すると便利です。
マルチスレッドアプリケーションのサポート
HotJava ブラウザは、言語レベルでマルチスレッドをサポートする Java で書かれているので、複数のアクションを同時に実行することができます。たとえば、複数の画像を同時にブラウザに取り込んだり、複数の HotJava ウィンドウを同時に開いて HotJava ページを表示したりできます。
外部のビューアアプリケーションの起動
World Wide Web 上には、さまざまなファイル形式が存在します。HotJava ブラウザが Web ページとして表示できないファイルに遭遇すると、ファイル形式に対応した外部ビューアアプリケーションを起動してそのファイルを表示します。また、ファイルの内容やアプリケーションビューアを指定するためのグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) も用意されています。
自由にカスタマイズできるユーザーインタフェース
HotJava ブラウザをカスタマイズして、自分が作業しやすい環境を構成することができます。カスタマイズ作業のほとんどは、プログラミングなしで簡単に行えます。
コンテンツハンドラとプロトコルハンドラの拡張をサポート
HotJava ブラウザは、新しいデータ型やプロトコルが登場した場合でも随時対応できます。その場合、Java プログラマは新しいコンテンツハンドラとプロトコルハンドラを定義して使うことができます。