この節では、以前の Solarisリリースで提供された新機能を紹介します。
表 2-3 に、前回のリリースである Solaris 2.5.1 の新機能および拡張された機能を紹介します。また、表 2-4 に Solaris 2.5.1 の新規日本語機能を紹介します。
表 2-3 Solaris 2.5.1 の新機能
機能 |
説明 |
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セキュリティ |
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ユーザー ID と グループ ID の拡張 |
ユーザー ID と グループ ID の値は、符号付き整数の最大値である 2147483647 まで割り当てることができるようになりました。nobody ユーザーおよびグループ (60001)、アクセスできないユーザーおよびグループ (60002) は、以前の Solaris 2.x リリースと同じ UID と GID を保持しています。 |
グラフィックスと画像 |
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KCMS 調整ツール |
KCMS に X-Rite DTP92 Incident Colorimeter のためのロード可能なドライバモジュールが含まれています。このドライバは、X-Rite 比色計をサポートします。この比色計は、シリアルポートに接続してカラーデータを調べるのに使われます。 KCMS には、システム構成ファイルの OWconfig にカラー測定用モジュールを追加したり、これを削除したりするための新しい手続きが含まれます。 |
表 2-4 Solaris 2.5.1 の新規日本語機能
機能 |
説明 |
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OS / ネットワーク |
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外字を持つファイルの lp コマンドでの印刷 |
フォントマネージャ (fontmanager) で作成したフォント (myfont.ja.ps) に登録すると、lp コマンドから日本語 PostScript プリンタを使ってファイル (text) を印刷することができます。 |
表 2-5 に、Solaris 2.5 の新機能および拡張された機能を紹介します。また、表 2-6 に Solaris 2.5 の新規日本語機能を紹介します。
表 2-5 Solaris 2.5 の新機能表 2-6 Solaris 2.5 の新規日本語機能
機能 |
説明 |
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標準への準拠 |
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XPG4 コマンドのサポート |
『X/Open CAE Specification Commands and Utilities, Issue 4』に準拠するようになりました。 |
プリンタ |
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日本語プリンタ |
LP 印刷サービスを使用してドットマトリックス漢字プリンタ (EPSON VP-5085、 NEC PC-PR201)、日本語ページプリンタ (Canon LASERSHOT) で日本語テキストを印刷することができるようになりました。 |
デスクトップ |
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Kodak Color Management System (KCMS) |
Kodak Color Management System のライブラリと KCMS 調整ツール (kcms_calibrate) グラフィカルユーザーインタフェースのメッセージ、ヘルプ類が日本語化されています。 |
Motif ライブラリ |
Motif Runtime Kit (SUNWmfrun) パッケージの Motif ライブラリのエラーメッセージ類が日本語化されています。 |
EUC コードセット 3 |
日本語 OpenWindows 3.5 では、日本語ロケールの文字セットとして従来のコードセット 0、1、2 に加えてコードセット 3 (JIS 補助漢字 JIS X 0212) をサポートしています。 |
日本語フォント |
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日本語入力 |
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日本語入力サーバーの追加 |
SPARC と同様 x86 の環境でも cs00 を使用することができるようになりました。 |
cs00 での EUC コードセット 3 |
cs00 を使用する場合、日本語入力がオンの状態で【Control+Q】キーを 2 回入力するとステータスが [区点(補)] になり、コードセット 3 (JIS 補助漢字 JIS X 0212) の文字をコード入力することができるようになりました。 |
表 2-7 に、Solaris 2.4 の新機能および拡張された機能を紹介します。また、表 2-8 に Solaris 2.4 の新規日本語機能を紹介します。
表 2-7 Solaris 2.4 の新機能
機能 |
説明 |
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インストール |
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Motif インストール用 GUI |
Solaris ソフトウェアをインストールするための新しい GUI です。 |
OpenWindows |
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OpenWindows 3.4 がさらに多くのローカリゼーションに対応 |
デスクトップとワークグループサーバーの製品構成として、オペレーティングシステムにラテンアメリカ系スペイン語、米国英語のほかに 4 つのヨーロッパ系言語と 4 つのアジア系言語が追加されました。 |
グラフィックス |
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透過オーバーレイ |
アプリケーションウィンドウに一時的にグラフィックイメージを取り込むためのグラフィックス用 API です。 |
文書の画像処理、カラープリプレス、デジタルビデオの作成や再生などの画像およびデジタルビデオの処理機能を必要とするライブラリやアプリケーションに適した基本画像ライブラリです。 |
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異なるプラットフォーム間でアプリケーションの移植性を提供し、ローカルとリモートのディスプレイに 3 次元グラフィックスを表示する API です。 |
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異機種ハードウェアプラットフォーム間のアプリケーションの移植を可能にし、グラフィックスアクセラレータを利用してグラフィックアプリケーション性能の最適化を行う 2-D および 3-D の即時モード API です。 |
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DGA Drawable インタフェースを使用するグラフィックスアプリケーションで、複数のフレームバッファーを持つシステムをサポートします。標準 X11 ライブラリの修正版を提供し、Xlib の描画性能を高めています。 |
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ハードウェア |
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強化されたハードウェアサポート |
従来よりさらに広範なハードウェア構成に対応しています。 |
その他 |
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AccessX 機能 |
身体に障害を持つユーザーのためにさまざまなキーボード補助機能が用意されています。 |
Motif アプリケーションを実行するために使用します。 |
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機能が強化され、イメージツールを使って PhotoCD から Kodak の画像を読み込むことができます。 |
表 2-8 Solaris 2.4 の新規日本語機能
表 2-9 に、Solaris 2.3 で追加された機能を紹介します。また、 表 2-10 に Solaris 2.3 の新規日本語機能を紹介します。
表 2-9 Solaris 2.3 の新機能
機能 |
説明 |
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ネットワーク |
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PPP |
データリンク層で非同期通信を実装する標準のポイントツーポイント通信プロトコル (point-to-point protocol=PPP) です。PPP はインターネットプロトコル群の 1 つとして、モデムと電話回線を介して通信リンクを確立します。 |
ユーザーが NIS+ ドメインをより簡単に設定できるように、3 つのスクリプトが追加されました。 |
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ファイルシステム |
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autofs |
ファイルシステムの自動マウントをサポートする新しいカーネル仮想ファイルシステムです。 |
不揮発性のキャッシュ機構です。小型で高速なローカルディスクを使用することによって、特定のファイルシステムで性能が向上します。 |
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システム管理 |
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シリアルポートマネージャ |
このツールによって、端末やモデムを使うシリアルポート用ソフトウェアをすばやく設定したり修正したりできます。 |
グラフィックス |
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Direct Xlib 3.0 |
Direct Xlib の最初のリリース版です。MIT DDX (デバイス依存型 X) を使って、X11 グラフィックスを描画します。 |
MIT PEX 仕様を実装した実行環境です。MIT PEX は、3 次元グラフィックスをサポートするための X Window System の拡張機能です。 |
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異機種ハードウェアプラットフォーム間のアプリケーションの移植を可能にし、グラフィックスアクセラレータを利用してグラフィックスアプリケーション性能の最適化を行う 2-D および 3-D の即時モード API です。 |
表 2-10 Solaris 2.3 の新規日本語機能
機能 |
説明 |
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OS / ネットワーク |
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curses ライブラリの複数バイト文字対応 |
libcurses(3X) が、複数バイト文字に対応するようになりました。 |
デスクトップ |
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ウィンドウサーバー |
ウィンドウサーバーが MIT X11 R5 と Adobe Display PostScript を統合したものに変更されました。 |
日本語入力 |
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バイナリ互換性サポートパッケージ |
バイナリ互換性サポートパッケージに JLE 上で静的リンクされたアプリケーションを実行する機能が追加されました。 |
xci (入力サーバー htt 用インタフェースモジュール) |
キーバインド指定のリソース CNV_NEXT、ERASE_ALL などの機能名を記述する部分に、機能名 xci_nop が指定できるようになりました。 |
表 2-11 に、Solaris 2.2 で追加された機能を紹介します。また、表 2-12 に Solaris 2.2 の新規日本語機能を紹介します。
表 2-11 Solaris 2.2 の新機能
機能 |
説明 |
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インストール |
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ユーザーインストール用インタフェース |
Solaris ソフトウェアのインストールとアップグレードが簡単に実行できるユーザーインタフェースです。 |
システム管理 |
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ボリューム管理 |
CD およびフロッピーディスクを自動的にマウントしたりマウント解除したりするためのソフトウェアです。 |
OpenWindows |
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強化された OpenWindows 環境 |
OpenWindows では、イメージツール、プロパティツール、統合された多言語対応機能などについて強化されたほか、多くの点で操作しやすくなっています。 |
グラフィックス |
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XIL 1.0 画像ライブラリ実行環境 |
『XIL 1.0 Imaging Library Software Developer's Kit』によって開発された画像アプリケーションおよびビデオアプリケーションに使用する画像ライブラリの実行環境です。 |
異機種ハードウェアプラットフォーム間のアプリケーションの移植性を実現し、グラフィックスアクセラレータを利用してグラフィックアプリケーション性能の最適化を行う 2-D および 3-D の即時モード API です。 |
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その他 |
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マルチスレッドライブラリインタフェース |
開発者にマルチスレッドアプリケーションへのアクセスを提供するインタフェースです。 |
AnswerBook の新しいライブラリ形式の管理ユーティリティ ab_admin(1) により、ネットワーク上の AnswerBook へ簡単にアクセスできるようになりました。 |
表 2-12 Solaris 2.2 の新規日本語機能
機能 |
説明 |
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OS / ネットワーク |
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in.comsat 設定ユーティリティ |
in.comsat の設定を行うために新たなユーティリティ install_comsat が追加されました。 |
日本語入力 |
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辞書登録ツール |
辞書登録ツールは、登録と削除モード、現在利用中の辞書と利用中以外の辞書に対する操作が統合され、1 つの画面になりました。 |
xci |
入力サーバー (htt) から変換サーバー cs00 と ATOK7 を利用できるインタフェースモジュール xci がサポートされました。 |
日本語入力サーバー |
新しくリソースが追加されました。 |
cs00 でのカスタマイズ機能 |
ローマ字変換のカスタマイズ機能がサポートされました。 |