Solaris デバイスドライバ : |
nei |
デバイスタイプ : |
ネットワーク (Ethernet) |
アダプタ : |
Novell NE2000, NE2000plus, 互換カード |
バスタイプ : |
ISA |
マシンに NE2000 または NE2000plus アダプタを挿入している場合、それらをまず、従来のデバイスを検出する前に検出してください。
Solaris smc ドライバがサポートするデバイスを持つマシンの中に NE2000 または NE2000plus アダプタがあれば、それらのアダプタを入出力モード用に構成してください。
Solaris の nei ドライバは、NE2000 または NE2000plus が 16 ビット ISA スロットに存在し、16 ビットで動作するようにジャンパ設定されているとみなします。
NE2000 または NE2000plus 互換カードには、バス速度を設定できるものがあります。その場合は、カードのバス速度をシステムのバス速度と同じにしてください。
NE2000 カードの DIP スイッチは、カードを取り付ける前に設定してください。NE2000plus は、メーカー提供の PLUSDIAG ユーティリティを使用して設定します。
NE2000 互換カードには、オプションがさらに制限されるものがあります。
NE2000
o IRQ レベル : |
3, 4, 5, 9 10, 11, 12, 14, 15 |
o 入出力アドレス : |
0x200, 0x220, 0x240, 0x260, 0x280, 0x2C0, 0x300, 0x320, 0x340, 0x360 |
NE2000plus
o IRQ レベル : |
3, 4, 5,9, 10, 11, 12, 14, 15 |
o 入出力アドレス : |
0x200, 0x220, 0x240, 0x260, 0x280, 0x2C0, 0x300, 0x320, 0x340, 0x360 |
o 共有メモリー : |
0xD0000 から始まる。カードが 1 枚増設されるたびに 0x4000 増加。 |
NE2000 または NE2000plus カードが取り付けられている際にデータ破壊エラーが発生する場合は、カードにバス速度が設定されているかどうか調べてください (一部の互換カードでも設定可能)。カードには、16M Hz 時の動作が不安定になるものがあります。その場合は、8M Hz で動作するように設定してください。
NE2000 と NE2000plus の一部の互換カードで、スロットのバス幅を正しく特定できなかったり、一部のモードまたはジャンパ設定で動作しなくなったりすることがあります。たとえば NE2000plus 互換カードの場合、システム構成によっては、データモード (入出力とメモリー共有) のいずれかで動作しなくなることがあります。カードが 16 ビットスロットと 8 ビットスロットを誤って検出した場合は、別のバススロットを試してみてください。NE2000plus 互換カードの場合は、ジャンパの設定を変更するか、DOS 版構成ユーティリティを実行することによって、両方のデータモードをテストしてみてください。
Solaris オペレーティング環境によって NE2000 互換カードが認識されない場合は、互換カードのハードウェア互換性が低いことが考えられます。また、設定が誤っているために、この問題が発生することもあります。
システムがハングアップしたり、Solaris ソフトウェアによって NE2000 カードが認識されなかったりする場合は、バス速度または入出力回復時間 (システム BIOS で設定可能)をリセットしなければならないことがあります。いくつかの NE2000 互換カードでは、バスノイズでも動作が不安定になることがあります。そうした場合は、カードを別のスロットに移し換えて、カードが正しい動作をするようにしてください。
NE2000 または NE2000plus カードを取り付けてシステムをブートするとハングアップするが、カードを取り外すとハングアップしなくなる場合は、次のことを確認してください。
NE2000 または NE2000plus カードのジャンパ設定が 16 ビット動作用です。また、16 ビットスロットに取り付けられているカードの中にはスロットタイプを誤って検出することがあります。
NE2000 または NE2000plus 互換カードが認識されている。認識されない場合は、カードを交換してください。
入出力アドレスと IRQ 設定の組み合わせによって、NE2000 互換カードが動作しなくなる場合は、デフォルト値の IRQ3 と入出力アドレス 0x300 を使用してください。
NE2000plus カードのみ: 共有メモリーモードで動作するようにカードを設定すると、0xD0000〜0xDFFFF の範囲の 0x4000 バイトのメモリーが共有されます。BIOS 設定でこの範囲のメモリーが割り当てられていて、システムの他のカードと衝突していないことを確認してください。衝突が回避できない場合は、NE2000plus が入出力モードで動作するように設定して、共有メモリーを使用しないようにしてください。(NE2000plus カードの構成には、ベンダーが提供する DOS プログラムの PLUSDIAG を使用する必要があります。)