Solaris 2.6 情報ライブラリ (Intel 版)

構成の手順

  1. Solaris ソフトウェアをインストールします。

  2. ドライバ構成ファイルの /kernel/drv/cnft.conf を編集します。

    このファイルには、ドライバに設定できるパラメタが含まれています。

    • duplex_mode: コントローラのデュプレックスモードを強制的に設定します。次のいずれかの値を設定することができます。

      • 0 - 自動設定 (デフォルト)

      • 1 - 半二重

      • 2 - 全二重

    • media_speed: コントローラの媒体速度を設定します。このオプションを使用して、10/100BASE-TX を 10 または 100Mbps に強制的に設定することができます。媒体速度はデフォルトにより自動的に構成されます。有効な値は次のとおりです。

      • 0 - 自動設定 (デフォルト)

      • 10 - 強制的に 10Mbps に設定

      • 100 - 強制的に 100Mbps に設定

    • max_tx_lsts, max_rx_lsts, tx_threshold: ドライバの性能調整に使用します。有効な値は次のいずれかです。

    プロパティ 

    有効な値 

    デフォルト値 

    max_tx_lsts

    4〜16 

    16 

    max_rx_lsts

    4〜16 

    16 

    tx_threshold

    2 to 16 

    16 

    • debug_flag: 1 または 0 に設定して、ドライバからのデバッグメッセージを有効または無効にします。デフォルトでは、無効です。

    • mediaconnector: 1 に設定することによって、ProLiant 2500 システムでは、Integrated NetFlex-3 コントローラの AUI インタフェース、ProLiant 800、Deskpro 4000/6000、Professional Workstation 5000 では、BNC インタフェースを有効にすることができます。デフォルトは、UTP インタフェース (0) です。

    • board_id: 増設 EISA/PCI コントローラをサポートするときに設定します。board_id の形式では 0xVVVVDDDD です。VVVV はベンダー ID、DDDD はデバイス ID を示します。必要であれば、複数の ID を指定することができます。

  3. 設定の変更を有効にするには、スーパーユーザーで次を入力します。

    # touch /reconfigure
    # reboot