Panasonic LK_MC579B IDE CD-ROM ドライブを使用して Solaris 環境をインストールすることはできません。このドライブはサポートされていません。
(1191272) マザーボード上に IDE インタフェースを実装した PCI バスマシンが出荷されており、このようなマシンの一部は CMD-604 PCI-IDE コントローラチップを使用しています。このチップには、2 つの IDE インタフェースが用意されており、主インタフェースの入出力アドレスは 0x1F0、追加インタフェースの入出力アドレスは 0x170 です。ただし、このチップは両方の IDE インタフェースの同時入出力をサポートしていません。このため、両方のインタフェースを使用すると、Solaris ソフトウェアがハングアップします。
このようなマシンを使用している場合は、入出力アドレス 0x1F0 の主 IDE インタフェースだけを使用してください。CMD-604 PCI-IDE コントローラチップを使用しているマシンには、DELL XPS/90、HP XU/590C、American Megatrends の Atlas ボードなどがあります。
3 台目あるいは 4 台目の IDE ディスクドライブから Solaris ソフトウェアを起動することはできません。ただし、それらのドライブに Solaris ソフトウェアをインストールすることはできます。
(1192383) マスターまたはスレーブの設定に関係なく、Sony CDU-55E CD-ROM ドライブで Solaris ボリューム管理ソフトウェアを使用することはできません。vold がコントローラをハングアップさせないようにするには、/etc/vold.conf ファイルの次の行の先頭に # をつけてコメント行にしてください。
use cdrom drive /dev/rdsk/c*s2 dev_cdrom.so cdrom%d |
NEC CDR-260/CDR-260R/CDR-273、AZT CDR 268-031SE、Media Vision 6X、Sony CDU-55E ATAPI CD-ROM ドライブは、インストール中に正しく動作しないことがあります。
IDE ドライブの容量が 512M バイトを超える場合、システムによっては、インストールに成功しても起動できないことがあります。このような場合のドライブに対しては、論理ブロックアドレス指定を無効にして、CMOS ジオメトリ情報のシリンダ数を 1024 より小さな値に設定してください。
Compaq LET Elite 4/40 ノートブックコンピュータでは、サスペンドモードから通常のモードに移行するときにシステムがハングアップすることがあります。ata ドライバがハングアップしないようにするには、テキストエディタを使用して、/platform/i86pc/kernel/drv/ata.conf ファイルに含まれている timing_flags プロパティのデフォルト値 0x0 を 0x1 に変更してください (timing_flags=0x1)。変更したらファイルを保存して、システムをリブートします。