パッチを追加すると、patchadd コマンドは、パッチディレクトリからローカルシステムのディスクへファイルをコピーします。patchadd は、さらに次のことも行います。
管理ホストとターゲットホストの Solaris バージョン番号を確認する。
インストール中のパッチによって置換されるパッチ、このパッチに必要な他のパッチ、およびこのパッチと互換性を持たないパッチに関する情報を使用して、パッチの pkginfo ファイルを更新する。
パッチのインストール時、patchadd は、Solaris 2.4 以前のオペレーティング環境では、パッチ情報の記録を /var/sadm/patch/patch-number/log に保存します。Solaris 2.5 と 2.6 リリースの場合でもこの場所にログファイルを格納しますが、ただし、インストールエラーが発生した場合だけです。
この patchadd コマンドは、次の条件ではパッチをインストールしません。
パッケージがホストに完全にインストールされていない。
パッチのアーキテクチャが、システムのアーキテクチャと異なる。
パッチのバージョンが、インストールされているパッケージのバージョンと一致しない。
同じベースコードと上位のバージョン番号を持つパッチがすでにインストールされている。
パッチが、すでにインストールされている他のパッチと互換性を持たない。(インストール済みの各パッチは、この情報を pkginfo ファイルに格納している。)
インストールしようとしているパッチには他のパッチが必要だが、そのパッチがインストールされていない。