パックされたファイルについての情報やパッキングの状態を表示することも可能です。
パックされたファイルの情報を表示するには、cachefspack コマンドの -i オプションを使用します。
$ cachefspack -i[v] cached-filename-or-directory
-i |
パックされたファイルの情報を表示することを指定する |
-v |
詳細表示オプション |
cached-filename-or-directory |
情報を表示するファイル名またはディレクトリ名を指定する |
次の例は、ファイル doc_file がパックされていることを示しています。
$ cachefspack -i doc_file cachefspack: file doc_file marked packed YES, packed YES
次の例は、ディレクトリ /usr/openwin に関する情報を示しています。このディレクトリには、サブディレクトリ bin があり、サブディレクトリ bin には xterm、textedit、resize の 3 つのファイルがあります。xterm と resize ファイルはパックするように指定されていますが、パックされていません。textedit ファイルは正常にパックされています。
$ cd /usr/openwin $ cachefspack -i bin . . . cachefspack: file /bin/xterm marked packed YES, packed NO cachefspack: file /bin/textedit marked packed YES, packed YES cachefspack: file /bin/resize marked packed YES, packed NO . . .
-v オプションを -i オプションといっしょに使用した場合、指定したファイルまたはディレクトリがキャッシュからフラッシュされたかどうかの追加情報も表示されます。たとえば、次のとおりです。
$ cd /usr/openwin $ cachefspack -iv bin . . . cachefspack: file /bin/xterm marked packed YES, packed NO, nocache YES cachefspack: file /bin/textedit marked packed YES, packed YES, nocache NO cachefspack: file /bin/resize marked packed YES, packed NO nocache NO . . .
上記例の最後の行は、ディレクトリの内容がキャッシュからフラッシュされていないことを示しています。