ファイルシステムをディスクにコピーするには、次の 2 つのコマンドを使用します。
volcopy
dd
次の節では、dd コマンドを使用してファイルシステムをディスクにコピーする方法について説明します。
dd コマンドでは、UFS ファイルシステムのリテラル (ブロック) コピーを別のファイルシステムやテープに作成します。デフォルトでは、dd コマンドはその標準入力を標準出力にコピーします。
可変長テープドライブには dd コマンドを使用しないでください。
標準入力、標準出力、またはその両方の代わりに、デバイス名を指定できます。次の例では、フロッピーディスクの内容が /tmp ディレクトリ内のファイルにコピーされます。
$ dd < /floppy/floppy0 > /tmp/output.file 2400+0 records in 2400+0 records out
dd コマンドは、読み込みブロック数と書き込みブロック数をレポートします。+ の次の数値は、部分的にコピーされたブロックの数です。
dd コマンドの構文は、他のほとんどのコマンドとは異なっています。オプションは keyword=value のペアで指定します。この場合、keyword は設定したいオプションで、value はそのオプションの引数です。たとえば、標準入力と標準出力を次の構文に置き換えることができます。
$ dd if=input-file of=output-file
たとえば、上記の例のリダイレクト記号の代わりに keyword=value のペアを使用するには、次のように入力します。
$ dd if=/floppy/floppy0 of=/tmp/output.file
コピー元とコピー先のディスクが同じディスクジオメトリを持っているかどうかを確認します。
スーパーユーザーになります。
リブートした後でクローンディスクが認識されるように、マスターディスクが入っているシステム上で /reconfigure ファイルを作成します。
システムをシャットダウンします。
# init 0
クローンディスクをシステムに接続します。
システムをブートします。
ok boot
dd コマンドを使用してマスターディスクをクローンディスクにコピーします。
# dd if=/dev/dsk/device-name of=/dev/dsk/device-name bs=blocksize
if=/dev/dsk/device-name |
入力デバイスとしてマスターディスクデバイスを指定する。 |
of=/dev/dsk/device-name |
出力デバイスとしてクローンディスクデバイスを指定する。 |
bs=blocksize |
ブロックサイズ |
新しいファイルシステムをチェックします。
# fsck /dev/rdsk/device-name
クローンディスクのルート (/) ファイルシステムをマウントします。
# mount /dev/dsk/device-name /mnt
クローンディスクの /etc/vfstab を編集して、正しいデバイス名を参照します。
クローンディスクのルート (/) ファイルシステムをマウント解除します。
# umount /mnt
システムを停止します。
# init 0
クローンディスクからシングルユーザーモードにブートします。
# boot diskn -s
クローンディスクの構成を解除します。
# sys-unconfig
構成を解除すると、システムが停止します。
再びクローンディスクからブートし、ホスト名や時間帯などのシステム情報を与えます。
# boot diskn
スーパーユーザーとしてログインして、一度システムがブートした後のシステム情報を確認します。
hostname console login:
# init 0 ok boot # dd if=/dev/dsk/c0t0d0s2 of=/dev/dsk/c0t2d0s2 bs=100k # fsck /dev/rdsk/c0t2d0s2 # mount /dev/dsk/c0t2d0s2 /mnt # cd /mnt/etc # vi vfstab (Modify entries for the new disk) # cd / # umount /mnt # init 0 # boot disk2 -s # sys-unconfig # boot disk2