Solaris のシステム管理

listen ポートモニターサービスの管理

pmadm コマンドを使用して、listen ポートモニターに対応させるサービスを追加したり、有効または無効にしたり、表示したりします。


注 -

次の手順を行うにはスーパーユーザーでなければなりません。


listen ポートモニターサービスを追加する方法

listen ポートモニターサービスを追加するには、次のように入力します。

# pmadm -a -p tcp -s lp -i root -v `nlsadmin -V` -m "`nlsadmin
-o /var/spool/lp/fifos/listenS5`"

この例では、SunOS 5.x のリモートマシンからの印刷要求用の listen サービスを追加します。このサービスは SunOS 4.x マシンからの要求については待機しません。

-a

ポートモニターサービスフラグを追加 (add) する。 

-p

tcp をポートモニタータグとして指定する。

-s

lp をポートモニターサービスタグとして指定する。

-i

識別情報を、実行中にポートモニターサービスタグに割り当てられるように指定する。 

-v

ポートモニターのバージョン番号を指定する。 

-m

nlsadmin により書式化された listen 固有の構成データを指定する。

上記の pmadm コマンドには nlsadmin コマンドが組み込まれています。その組み込みコマンドでは、-o は、先入れ先出し (FIFO) 型のフルパス名、または動作中のサーバーがそれを通して接続要求を受け取る名前付き STREAM を指定します。

listen ポートモニターサービスを表示する方法

listen ポートモニターに関連付けられているサービスを表示するには、次のように入力します。

# pmadm -l -p tcp

-l

ポートモニターサービスフラグを表示する。 

-p

tcp をポートモニタータグとして指定する。

listen ポートモニターサービスを有効にする方法

listen ポートモニターサービスを有効にするには、次のように入力します。

# pmadm -e -p tcp -s lp

-e

フラグを有効にする。 

-p

tcp をポートモニタータグとして指定する。

-s

lp をポートモニターサービスタグとして指定する。

listen ポートモニターサービスを無効にする方法

listen ポートモニターサービスを無効にするには、次のように入力します。

# pmadm -d -p tcp -s lp

-d

フラグを無効にする。 

-p

tcp をポートモニタータグとして指定する。

-s

lp をポートモニターサービスタグとして指定する。