Solaris のシステム管理

性能の監視

コンピュータの稼働中は、各種のシステム動作を追跡するためにオペレーティングシステムのカウンタが増分されます。追跡されるシステム動作は次のとおりです。

監視ツール

Solaris 2.x システムソフトウェアには、システム性能を追跡できるように複数のツールが提供されています。次のような監視ツールがあります。

表 62-8 性能監視ツール

ツール 

目的 

参照先 

sar ユーティリティと sadc ユーティリティ

システム動作データを収集および報告する。 

第 64 章「性能の監視手順」

ps コマンド

アクティブなコマンドについての情報を表示する。 

第 63 章「プロセスの管理手順」

パフォーマンスメーター 

ネットワーク上のシステムの状態をグラフィカルに表示する。 

第 64 章「性能の監視手順」

vmstat コマンドと iostat コマンド

システム動作データの要約。仮想メモリーの統計、ディスクの使用率、CPU の動作など。 

第 64 章「性能の監視手順」

swap コマンド

ユーザーのシステムで利用可能なスワップ領域についての情報を表示する。 

第 30 章「スワップ空間の追加構成の手順」

netstat コマンドと nfsstat コマンド

ネットワーク性能についての情報を表示する。 

第 65 章「ネットワーク性能の監視手順」

Solstice System Monitor (symon) 

UltraTM EnterpriseTM 3000、4000、5000、および 6000 のシステム上で、システム動作データを収集する。

Solstice System Monitor User's Guide