構文 host:device を使用して、リモートのテープドライブかフロッピーディスクドライブを指定します。ローカルシステム上の root がリモートシステムへのアクセス権を持っていれば、ufsdump はリモートデバイスに書き込みます。通常は root として ufsdump を実行するのであれば、ルートシステム名をリモートシステムの /.rhosts ファイルに組み込まなければなりません。デバイスを user@host:device と指定すると、ufsdump は指定されたユーザーとしてリモートシステム上で実行しようとします。この場合、指定されたユーザーは、リモートシステムにアクセスできるように、リモートシステム上に .rhosts ファイルを持っていなければなりません。
デバイスには、ufsdump コマンドを実行するシステムではなく、そのデバイスが存在するシステムのオペレーティングシステムに合った命名規則を使用してください。デバイスが SunOS の旧バージョン (4.1.1 など) を実行するシステム上にある場合は、SunOS 4.1.x のデバイス名 (/dev/rst0 など) を使用します。システムが Solaris ソフトウェアを実行中であれば、SunOS 5.x の規則 (/dev/rmt/0) を使用します。
dump-file 引数を使用して、リモートデバイスを明示的に指定しなければなりません。SunOS の旧バージョンでは、rdump コマンドは出力を dumphost 別名で定義されたリモートデバイスに送っていました。ufsdump にはそれに相当する rufsdump がありません。