ディスクのファイルシステムを設定するときには、各スライスのサイズだけでなく、どのスライスを使用するかも決定します。どのように決定するかは、ディスクを接続するシステムの構成と、ディスクにインストールしたいソフトウェアによって異なります。
次の 5 つのシステム構成があります。
サーバー
ディスクレスクライアント
スタンドアロンシステム
AutoClient システム
システム構成ごとに、使用すべきスライスが異なります。表 21-4 は、これらの要件を示しています。
表 21-4 システム構成とスライスの要件
スライス |
サーバー |
ディスクレスクライアント |
スタンドアロン システム |
AutoClient システム |
---|---|---|---|---|
0 |
ルート |
(サーバー上) |
ルート |
ルート |
1 |
スワップ |
(サーバー上) |
スワップ |
スワップ |
2 |
- |
- |
- |
- |
3 |
/export |
- |
- |
- |
4 |
/export/swap |
- |
- |
- |
5 |
/opt |
(サーバー上) |
/opt |
(サーバー上) |
6 |
/usr |
(サーバー上) |
/usr |
(サーバー上) |
7 |
/export/home |
(サーバー上) |
/home |
(サーバー上) |
システム構成についての詳細は、第 4 章「サーバーとクライアントサポートの管理の手順」を参照してください。
Solaris インストールプログラムは、インストール用に選択したソフトウェアに基づいて推奨スライスサイズを表示します。