Solaris のシステム管理

例 - キャッシュ内でファイルシステムを変更する

次の例では、キャッシュが削除されてから再び作成され、ファイルシステム /docs に指定された demandconst オプションを使用して再びマウントされます。この例は、シングルユーザーモードでリブートするなどの手順を示しています。必要であれば他のコマンドを使用して、この例の作業を実行することもできます。

$ su
password:

# init 0
.
.
.
ok boot -s
.
.
.
Type Cntrl-d to proceed with normal startup,
(or give root password for system maintenance):
# enter password:
.
.
.
「キッシュを置くファイルシステムについて fsck を実行するか
どうかのプロンプトがここで表示される」

# fsck /local
# mount /local
# cfsadmin -d all /local/mycache
# cfsadmin -c /local/mycache
# init 6
.
.
.
console login:
password:
# mount -F cachefs -o backfstype=nfs,cachedir=/local/cache1,demandconst 
merlin:/docs /docs
#

ファイルシステムをキャッシュに正常に戻せなかった場合は、次のようなエラーメッセージが表示されます。

cachefsstat: /doc: not a cachefs mount point