i ノード数によって、ファイルシステム内で保持できるファイル数が決まります。ファイルごとに 1 つずつ i ノードがあります。 i ノード 1 個あたりのバイト数によって、ファイルシステムの作成時に作成される合計 i ノード数が決まります。これは、ファイルシステムの合計サイズを、i ノード 1 個あたりのバイト数で割った値です。i ノードが割り当てられたら、ファイルシステムを作成し直さなければ、その数は変更できません。
i ノード 1 個あたりのデフォルトのバイト数は 2048 バイト (2K バイト) で、これは各ファイルの平均サイズが 2K バイト以上であることを想定しています。ほとんどのファイルは、2K バイトを超えます。多数のシンボリックリンクを持つファイルシステムの場合は、平均ファイルサイズを小さくすることができます。ファイルシステムに多数の小型ファイルが格納される場合は、このパラメタに小さい値を与えてもかまいません。ただし、i ノードの数が少ないために使い果たすよりは、多すぎる方がよいので注意してください。i ノード数が少なすぎると、実際には空のディスクスライス上で最大ファイル数に達することがあります。