「前提条件」の前提条件を満たしているかどうかを確認します。
/etc/vfstab ファイルを編集してエントリを追加します。
表 28-3 のフィールドエントリの詳細は、/etc/vfstab を参照してください。次のことを確認します。
各フィールドを空白 (空白文字またはタブ) で区切る。
フィールドで値を指定しない場合はダッシュ (-) を入力する。
変更結果を保存します。
#device device mount FS fsck mount mount #to mount to fsck point type pass at boot options # /dev/dsk/c0t3d0s7 /dev/rdsk/c0t3d0s7 /files1 ufs 2 yes - pluto:/export/man - /usr/man nfs - yes ro,soft / - /tmp/newroot lofs - yes -
この例では、デフォルトのマウントオプション (読み取り/書き込み) を使用して、マウントポイントディレクトリ /files1 に接続される UFS ファイルとして、ディスクスライス /dev/dsk/c0t3d0s7 をマウントします。また、「device to fsck」として raw キャラクタ型デバイス /dev/rdsk/c0t3d0s7 を指定します。「fsck pass」の値は 2 なので、ファイルシステムは順不同でチェックされます。
この例では、システム pluto からのディレクトリ /export/man を、NFS ファイルシステムとしてマウントポイント /usr/man にマウントします。NFS ファイルシステムである「device to fsck」や「fsck pass」は指定されていません。この例では、「mount options」は ro (読み取り専用) と soft になっています。信頼性を高めるために、読み取り/書き込み NFS ファイルシステムの場合は hard マウントオプションを指定します。
この例では、ルート (/) ファイルシステムをループバックマウントポイント /tmp/newroot にマウントします。「mount at boot」は yes と指定し、「device to fsck」と「fsck pass」の番号は指定していません。ループバックファイルシステムを構成するファイルシステムを使用したら、必ずループバックファイルシステムをマウントしなければなりません。ループバックエントリは、それが依存するエントリの後に位置するように、/etc/vfstab ファイル内で最後のエントリでなければなりません。