Solaris のシステム管理

既存のプリンタ構成情報の変換

既存のプリンタ構成情報は、Solaris 2.6 リリースをインストールまたはアップグレードするときに自動的に変換されます。この節では、SunOS 5.x または 4.x のシステムのプリンタ構成情報を、SunSoft 印刷クライアントソフトウェアで使用する /etc/printers.conf プリンタ構成ファイルに変換する方法を説明します。変換作業を自動化するために、2 つの新しい印刷管理コマンドを使用します。

ネームサービスを使用していない場合、サイトにある既存のプリンタを含む、/etc/printers.conf のマスターファイルを作成します。次に、このマスターファイルをすべての SunSoft 印刷クライアントにコピーするか、(ネームサービスを使用している場合は)、NIS または NIS+ にロードします。新しい SunSoft 印刷クライアントは、最初から、サイトにある既存のプリンタにアクセスできるようにしておくことを推奨します。


注意 - 注意 -

NIS または NIS+ ネームサービスを使用してプリンタ情報を構成している場合、SunSoft 印刷クライアント上の /etc/printers.conf ファイルは使用しないでください。SunSoft 印刷クライアントは、最初に /etc/printers.conf ファイルを使用してプリンタを検出します。しかし、/etc/printers.conf ファイルが NIS マップか NIS+ マップ内のプリンタ情報と衝突を起こして、予期せぬ結果になる可能性があります。この問題を回避するために、SunSoft 印刷クライアントが NIS または NIS+ を使用してプリンタ情報を構成するときは、SunSoft 印刷クライアント上の /etc/printers.conf ファイルを削除してください。