Solaris のシステム管理

クラッシュダンプを調査する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. crash ユーティリティを使用して、クラッシュダンプを調査します。

    # /usr/sbin/crash [-d crashdump-file] [-n name-list] [-w output-file]

    -d crashdump-file

    システムのメモリーイメージが格納されているファイルを指定する。デフォルトのクラッシュダンプファイルは /dev/mem である

    -n name-list

    システムのメモリーイメージへシンボルでアクセスを調査する場合、シンボルテーブル情報が格納されるテキストファイルを指定する。デフォルトのファイル名は /dev/ksyms である

    -w output-file

    クラッシュセッションからの出力を格納するファイルを指定する。デフォルトは標準出力である 

  3. クラッシュ状態情報を表示します。

    # /usr/sbin/crash
    dumpfile = /dev/mem, namelist = /dev/ksyms, outfile = stdout
    > status
       .
       .
       .
    > size buf proc queue
       .
       .
       .

例 - クラッシュダンプを調査する

次の例は、crash ユーティリティからのサンプル出力を示しています。状態とバッファについての情報、プロセス、および待ち行列のサイズが表示されています。

# /usr/sbin/crash
dumpfile = /dev/mem, namelist = /dev/ksyms, outfile = stdout
> status
system name:    SunOS
release:        5.6
node name:      saturn
version:        Generic
machine name:   sun4m
time of crash:  Fri Jan 10 14:14:39 1997
age of system:  60 day, 5 hr., 24 min.
panicstr:
panic registers:
        eip: 0     esp: 0
> size buf proc queue
120
1552
88