ファイルのアクセス権を表示します。
# ls -l filename
-l |
ファイルの現在のアクセス権を含む、長いリストを表示する |
filename |
ファイルまたはディレクトリを指定する |
# chmod nnn filename
nnn |
ファイルの所有者、グループの所有者、およびその他のすべてのユーザーに (この順番で) 割り当てるアクセス権を表す数値 |
filename |
ファイルまたはディレクトリを指定する |
アクセス権は、指定した数値を使用して変更されます。
ファイル名にメタキャラクタ (* など) を指定したり、ファイル名とメタキャラクタを組み合わせたりすることによって、ディレクトリ内の複数のファイルまたはすべてのファイルのアクセス権を変更できます。
ls -l コマンドを使用して、アクセス権が変更されていることを確認します。
$ ls -l filename
長いリストによって、ファイルの現在のアクセス権が表示されます。
次の例は、公開ディレクトリのアクセス権を、744 (読み取り/書き込み/実行、読み取り専用、読み取り専用) から 755 (読み取り/書き込み/実行、読み取り/実行、読み取り/実行) に変更する方法を示しています。
$ ls -ld public_dir drwxr--r-- 1 ignatz staff 6023 Aug 5 12:06 public_dir $ chmod 755 public_dir $ ls -ld public_dir drwxr-xr-x 1 ignatz staff 6023 Aug 5 12:06 public_dir
次の例は、実行可能なシェルスクリプトのアクセス権を、読み取り/書き込みから読み取り/書き込み/実行に変更する方法を示しています。
$ ls -l my_script -rw------- 1 ignatz staff 6023 Aug 5 12:06 my_script $ chmod 700 my_script $ ls -l my_script -rwx------ 1 ignatz staff 6023 Aug 5 12:06 my_script