TCP/IP とデータ通信

ルーティングに関する考慮事項

Solaris TCP/IP ネットワークでは、デフォルトにより RIP ルーティングプロトコルが実行されます。ほとんどの場合、ポイントツーポイントリンクでは、RIP をそのまま実行させておくのが妥当です。しかし、リンクのパフォーマンスに問題がある場合は、ポイントツーポイントリンク上で RIP を使用禁止にした方がよい場合もあります。


注 -

マルチポイントリンクでは RIP は起動されません。したがって、マルチポイントリンクの場合は静的ルーティングを設定する必要があります。その方法については、「ホストで静的ルーティングを選択するには」を参照してください。


RIP を止める

ポイントツーポイントリンク上では、/etc/gateways ファイルを使って RIP を使用禁止にできます。このファイルはオペレーティングシステムに付属しているものではないので、テキストエディタを使って作成する必要があります。

RIP をオフに切り替えるには、/etc/gateways に次のエントリを入力する必要があります。


norip ipdptpn

ipdptpn は、使用するポイントツーポイント PPP インタフェースのデバイス名です。

詳細は、in.routed(1M) のマニュアルページを参照してください。