ソフトウェアをインストールしないことを示す -no オプションを指定してインストーラを起動します。
グラフィカルインストーラの場合、次のとおり入力します。
./installer -no |
テキストベースのインストーラの場合、次のとおり入力します。
./installer -nodisplay -no |
コンポーネントの選択に進みます。
このホストにインストールする製品コンポーネントを選択します。
状態列は、選択した製品コンポーネントに必要な製品と、アップグレード可能なコンポーネントを示します。
インストーラが選択可能な製品コンポーネントのバージョンに互換性がないことを検出した場合、互換性のないバージョンのアップグレードまたは削除が求められます。
Solaris にバンドルされている Application Server、Message Queue、および HADB の場合は、インストーラを使ってアップグレードすることができます。詳細は、「アップグレードのしくみ」を参照してください。
この問題を解決したら、選択リストを更新し、選択し、インストーラを先に進めます。
インストーラが共有コンポーネントのバージョンに互換性がないことを検出した場合、アップグレードの必要がある共有コンポーネントのリストが表示されます。
表示された各共有コンポーネントについて、「インストール済みのバージョン」と「必要なバージョン」を比較し、アップグレードする必要があるかどうかを確認します。新しい Java ES バージョンの共有コンポーネントと、ホスト上でその共有コンポーネントを使用するほかのアプリケーションとの間に互換性があるかどうかを確認する必要があります。
必要に応じてインストーラを終了し、必要なアップグレードを実行します。
インストーラがアップグレードできない製品コンポーネントについては、『Sun Java Enterprise System 5 アップグレードガイド (UNIX 版)』を参照してください。
共有コンポーネントの場合は、インストール時に大部分のアップグレードを実行できます。
各ホストに対して手順を繰り返します。
インストーラは Solaris OS によって配布される Directory Server のバージョンを調べ、この Solaris の配布の中に含まれている Directory Server のスクリプトの名前がインストーラによって変更されることを警告します。何の操作も必要ありません。