Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

Java ES のこのリリースでのゾーンサポート

Java ES のこのリリースでのゾーンサポートのレベルは、次のとおりです。

  1. 完全ルートゾーンと疎ルートゾーンの両方がサポートされます。

  2. 非大域ゾーンがすでに存在する場合、Java ES を大域ゾーンにインストールできます。

  3. 非大域ゾーンは、Java ES を大域ゾーンにインストールした後に作成できます。

  4. ゾーン内で共有されるすべてのコンポーネントは、同じリリースの Java ES のコンポーネントでなければなりません。

  5. Java ES の完全ルートと疎ルートを 1 つのコンピュータ上に混在して配備しないでください。

  6. Java ES インストーラを使って Java ES コンポーネントを疎ルートゾーンにインストールできますが、次の例外があります。

    • Sun Cluster ソフトウェア、Sun Cluster Geographic Edition、および Sun Cluster Agents は、大域ゾーンにのみインストールできます。

    • Message Queue は、大域ゾーンまたは完全ルートゾーンのみでインストールまたはアップグレードできます。

    • 共有コンポーネントは、大域ゾーンまたは完全ルートゾーンのみでインストールまたはアップグレードできます。

    • Application Server を疎ルートゾーンにインストールするには、オペレーティングシステムにバンドルされているあらゆるバージョンの Application Server を事前に手動で大域ゾーンから削除する必要があります。

  7. Java ES インストーラでは、大域ゾーンにインストールするパッケージの伝播が次のように制御されます。

    • 共有コンポーネントは常に伝播されます。

    • Message Queue および Java DB は常に伝播されます。

    • その他のすべての製品コンポーネントは伝播されません。

  8. 以前のバージョンの Java ES を完全ルートゾーンにインストールしている場合は、Java ES を 大域ゾーンにインストールしないでください。