Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)

アイデンティティー管理の例

この例では、リモートホストの Directory Server で、Access Manager と Directory Server をインストールして、アイデンティティー管理を実装します。

要件

Access Manager は Directory Server が必要ですが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。Access Manager は、Web コンテナが必要です (この例では Web Server)。その他任意の製品コンポーネントをインストールする前に、リモートの Directory Server を実行する必要があります。

Procedureホスト A 用のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

    インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    どのシーケンスガイドラインを適用するのかをチェックします。表 2–1を参照してください。

    インストールの前提要件をチェックします。

    どのインストール前提条件を適用するのかをチェックします。表 1–3を参照してください。

    Directory Server をインストールし、起動します。

    「Directory Server のみをインストールする例」

Procedureホスト B 用のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    どのシーケンスガイドラインを適用するのかをチェックします。表 2–1を参照してください。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    どのインストール前提条件を適用するのかをチェックします。表 1–3を参照してください。

  3. Java ES インストーラを実行します。

  4. コンポーネントの選択で、Access Manager と Web Server を選択します。

    Directory Server と Directory Preparation Tool は自動的に選択されます。

  5. Directory Server の選択を解除し、プロンプト表示でリモートコピーを指定します。

  6. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  7. 「今すぐ設定」または「あとで設定」タイプを選択します。

    1. 「今すぐ設定」タイプでは、インストール時の設定が可能な製品コンポーネントを示す設定ページが表示されます。

      リモートに配置する製品コンポーネントでは、デフォルトを受け入れずに、リモートの情報を使用してください。『Sun Java Enterprise System 5 インストールリファレンス (UNIX 版)』の第 3 章「設定情報」にある表から設定情報を収集する必要があります。

    2. 「あとで設定」タイプでは、設定ページは表示されません。

  8. インストールを実行します。

  9. インストールサマリーとログを表示します

  10. インストール後の設定を完了します。

    「今すぐ設定」の場合は、次を参照してください。

    「「今すぐ設定」設定オプションでのインストール後の Access Manager の設定」

    「あとで設定」の場合は、次を参照してください。

  11. 製品コンポーネントを起動します。

    「Web Server の起動と停止」 (Access Manager は自動的に起動する)

  12. レルムモードのデフォルトの Access Manager ログインページにアクセスします。


    http://webserver-host:port/amserver
  13. 初期ユーザーを確立し、シングルサインオンを設定します。