Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 リリースノート (UNIX 版)

付属の Sun JDBC ドライバ

ここでは、Sun の JDBC ドライバに関する既知の問題とその解決方法を示します。

TRANSACTION_SERIALIZABLE 遮断レベルを Microsoft SQL Server 向けの付属の Sun ドライバとともに使用するアプリケーションは、2 つの並行トランザクションが実行されていて、その 1 つがロールバックされた場合、準備済みステートメントを使って更新するときにハングアップすることがある。(ID 6165970)

希望の遮断レベルを接続に対して設定するには、対応する接続プールをその遮断レベルで作成する必要があります。接続プールの設定の詳細は、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド』 を参照してください。

PreparedStatement エラーが発生する。(ID 6170432)

説明 1

1 つのトランザクションで 3000 を超える PreparedStatement オブジェクトを生成する場合、DB2 では次のエラーが発生する可能性があります。

[sunm][DB2 JDBC Driver] No more available statements. Please recreate your package with a larger dynamicSections value.

解決法 1

次のプロパティーを接続プール定義に追加して、ドライバが DB2 パッケージをより大きな動的セクション値に再バインドするようにします。

createDefaultPackage=true replacePackage=true dynamicSections=1000

接続プールの設定の詳細は、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド』 を参照してください。

説明 2

前述の PrepardStatement エラーに関連して、次のエラーメッセージがスローされることがあります。

[sunm][DB2 JDBC Driver][DB2]Virtual storage or database resource is not available.

解決法 2

DB2 サーバー設定パラメータ APPLHEAPSZ の値を増やします。適度な値は 4096 です。

説明 3

遮断レベル TRANSACTION_SERIALIZABLE。アプリケーションが遮断レベル TRANSACTION_SERIALIZABLE を採用し、前述したパラメータの 1 つを使用している場合、そのアプリケーションは接続を取得するときにハングアップすることがあります。

解決法 3

希望の遮断レベルを接続に対して設定するには、対応する接続プールをその遮断レベルで作成する必要があります。手順については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 管理ガイド』を参照してください。

Sybase Adaptive Server 用の付属の Sun ドライバでの遮断レベルの設定にかかわる問題。(ID 6189199)

説明

解決方法

現時点ではありません。

Solaris 10 および Enterprise Linux 3.0 で、Sun に付属している Oracle JDBC ドライバでは接続を作成できない。(ID 6247468)

Sun JDBC Oracle データソース (com.sun.sql.jdbcx.oracle.OracleDataSource) を使用する場合は、JDBC 接続プールに次のプロパティーを設定します。

<property name="serverType" value="dedicated"/>

このプロパティーの値は、Oracle サーバーのリスナーの設定方法によって異なります。「共有」モードで設定した場合は、上の値を「dedicated」に変更する必要があります。

java.lang.SecurityException: Sealing violation exception (ID 6554602)

説明

JDBC 10.2 ドライバを使用して開始するとき、CLASSPATH に複数の JDBC jar ファイルが含まれる場合に java.lang.SecurityException: Sealing violation exception が発生する可能性があります。

Oracle が提供している詳細な説明については、次の Oracle マニュアル ID を参照してください。

Note:405446.1 Subject: JDBC Driver 10.2 Uses Sealed JAR files and May Cause SecurityException Sealing Vio

lation

解決方法

(Oracle 推奨) CLASSPATH には JDBC ドライバ JAR ファイルが 1 つだけ含まれるようにしてください。