ディレクトリ変数の表記規則
Message Queue では 3 種類のディレクトリ変数が使用されますが、その設定方法は、プラットフォームによって異なります。表 P–3 では、これらの変数について説明し、Solaris、Linux、および Windows の各プラットフォームでの使用方法についても説明します。
注 –
表 P–3 の情報は、Message Queue のスタンドアロンインストールにのみ該当します。Message Queue が Application Server インストールの一部としてインストール、実行されると、ディレクトリ変数の値もそれに応じて設定されます。IMQ_HOME は appServer_install_dir/imq (ここで appServer_install_dir は Application Server のインストールディレクトリを指す)、IMQ_VARHOME は appServer_domainName_dir /imq (ここで appServer_domainName_dir は Message Queue ブローカを指す) にそれぞれ設定されます。
表 P–3 ディレクトリ変数の表記規則
変数
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説明
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IMQ_HOME
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Message Queue マニュアルでは、Message Queue 基本ディレクトリ (ルートインストールディレクトリ) を指します。
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Solaris および Linux では、ルート Message Queue インストールディレクトリは存在しません。そのため、Message Queue マニュアルでは、Solaris および Linux のファイルの場所を示すために IMQ_HOME は使用されません。
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Windows の場合は、ルート Message Queue インストールディレクトリは、Message Queue バンドルを解凍したディレクトリに設定されます。
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IMQ_VARHOME
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Message Queue の一時的な、または動的に作成された設定ファイルやデータファイルが格納されている、/var ディレクトリです。任意のディレクトリを指す環境変数として設定されます。
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Solaris の場合、IMQ_VARHOME のデフォルト値は /var/imq ディレクトリです。
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Solaris の場合、Sun Java System Application Server の Evaluation Edition では、IMQ_VARHOME のデフォルト値は IMQ_HOME/var ディレクトリです。
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Linux の場合、IMQ_VARHOME のデフォルト値は /var/opt/sun/mq ディレクトリです。
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Windows の場合、IMQ_VARHOME のデフォルト値は IMQ_HOME/var ディレクトリです。
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IMQ_JAVAHOME
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Message Queue 実行可能ファイルに必要な Java ランタイム (JRE) (JRE) の場所を指します。
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Solaris の場合、IMQ_JAVAHOME は最新の JDK を検索しますが、オプションで、必要な JRE が置かれた場所に設定することもできます。
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Linux では、Message Queue はまず最新の JDK を検索しますが、オプションで、必要な JRE が置かれた場所に IMQ_JAVAHOMEを設定することもできます。
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Windows では、サポートされるバージョンがシステム上にある場合、IMQ_JAVAHOME は既存の Java ランタイムにポイントするよう設定されます。サポートされるバージョンがなければ、サポートされるバージョンがインストールされます。
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このマニュアルでは、IMQ_HOME、IMQ_VARHOME、および IMQ_JAVAHOME はプラットフォーム固有の環境変数表記または構文 (UNIX での $IMQ_HOME など) に関係なく示されています。パス名には、通常、UNIX のディレクトリ区切り文字の表記法 (/) が使用されています。