デフォルトでは、Web コンソールには 1 つのクエリーに対して一度に 25 件の検索結果が表示されます。25 件を超える検索結果が返された場合、ユーザーは追加の検索結果ページを表示できます。管理者は、各ページに表示される検索結果の数を変更できます。
Web コンソールの検索結果領域には、デフォルトでは特定の列が表示されます。オブジェクトごとに、オブジェクトの型、名前、説明、バージョン、およびバージョンコメントが表示されます。一部のオブジェクト型には、デフォルト以外の表示が設定されています。たとえば、ServiceBinding オブジェクトでは、バージョン情報の代わりにエンドポイントが表示に含まれます。管理者は、選択したオブジェクト型についてデフォルト以外のデータを表示するように設定データを追加できます。
これらの作業を実行するには、設定ファイルを編集します。
ディレクトリ RegistryDomain-base/domains/registry/applications/j2ee-modules/soar/WEB-INF/classes に移動します。
ファイル jaxr-ebxml.properties をテキストエディタで開きます。
プロパティー omar.client.thinbrowser.numSearchResults の定義を見つけます。
omar.client.thinbrowser.numSearchResults=25
値「25」を希望する値に変更します。
jaxr-ebxml.properties ファイルを保存して閉じます。
オブジェクト型に「検索結果」領域の列を設定できます。列にはオブジェクトの属性が表示されます。
ディレクトリ RegistryDomain-base/3.0/jaxr-ebxml に移動します。
テキストエディタでファイル registry-browser-config.xml を開きます。
エントリを registry-browser-config.xml ファイルに追加するか、既存のエントリを編集します。次の形式を使用します。
この例では、Service オブジェクトについてデフォルト以外の表示を設定しています。
<ObjectTypeConfig className="org.freebxml.omar.client.xml.registry.infomodel.ServiceImpl" id="urn:oasis:names:tc:ebxml-regrep:ObjectType:RegistryObject:Service"> <SearchResultsConfig> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Object Type" columnWidth="25" editable="false" method="getObjectType"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Name" columnWidth="25" editable="true" method="getName"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Description" columnWidth="30" editable="true" method="getDescription"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Status" columnWidth="15" method="getStatusAsString"/> <SearchResultsColumn columnClass="java.lang.Object" columnHeader="Version" columnWidth="5" method="getVersionName"/> </SearchResultsConfig> </ObjectTypeConfig>
registry-browser-config.xml ファイルには、ObjectTypeConfig 要素のための構文が用意されています。ファイル内の既存の要素を例として使用します。これらの要素によって、レジストリオブジェクトについてのデフォルトの表示と、ExternalLink 、ExtrinsicObject、および ServiceBinding の各オブジェクトについてのデフォルト以外の表示が設定されます。
設定可能な列の最大数は 30 です。
SearchResultsColumn 要素については次のとおりです。
columnClass 属性の値は常に java.lang.Object です。
columnHeader 属性の値は、Web コンソールのリソースバンドルファイル内のメッセージへのキーです。これらのファイルは、ディレクトリ registryDomain-base/domains/registry/applications/j2ee-modules/soar/WEB-INF/classes/org/freebxml/omar/client/ui/thin/ に格納されています。たとえば、 columnHeader の値に Object Type と入力すると、Web コンソールのバッキング Bean は WebResourceBundle クラスを使ってそのキーを持つメッセージを検索します。WebResourceBundle は、メッセージを見つけられない場合、キーを小文字に変換して再度検索します。それでも見つからない場合は、メッセージの値を "???"+key+"???" に設定し、リソースバンドルエントリが見つからないという警告メッセージをログにとります。このため、新しくローカライズされた columnHeader 値を追加するには、このディレクトリに格納されている ResourceBundle ファイルに新しいメッセージキーを入力してください。
columnWidth 属性は、Web コンソールには使用されません。
editable 属性は、Web コンソールには使用されません。
ほとんどの場合、ebXML Registry Information Model Version 3.0 仕様のクラス属性から method 属性のメソッド名を推測できます (詳細については、「お読みになる前に」を参照)。getStatusAsString メソッドは、RegistryObjectImpl 実装クラスで見つけることができます。ただし、Service Registry の今回のリリースに API のマニュアルは付属しません。
omar.client.xml.registry.infomodel クラス名ごとに ObjectTypeConfig 要素を複数設定することはできません。
registry-browser-config.xml ファイルを保存して閉じます。
再構成の結果を確認するため、Web コンソールの「検索」メニューまたは「探索」メニューを使って、変更した列を持つオブジェクトを表示します。