Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

管理タスク

実行する一般的な管理タスクは、Message Queue を実行している環境の性質によって異なります。Message Queue アプリケーションを開発およびテストするソフトウェア開発環境に対する要求は、実用的な作業を実行するためにそうしたアプリケーションを配備する本稼動環境に対する要求とは異なります。次の節では、こうした 2 種類の環境の一般的な管理要件の概要を示します。

開発環境の管理

開発環境では、柔軟性が重視されます。Message Queue メッセージサービスは、主に開発中のアプリケーションのテストのために必要となります。概して管理は最小限であり、プログラマが個人用のシステムを管理する場合が多くなります。そのような環境は、一般に次の特性によって識別されます。

本稼動環境の管理

本稼動環境では、アプリケーションは確実に配置および実行される必要があるため、管理はより重要になります。実行する管理タスクは、メッセージングシステムの複雑さとメッセージングシステムがサポートするアプリケーションの複雑さによって異なります。それらのタスクは、セットアップ操作とメンテナンス操作の 2 つの大まかな種類に分けることができます。

セットアップ操作

本稼動環境での管理セットアップ操作には、一般に次の一部またはすべての操作が含まれます。

管理者のセキュリティー

全般的なセキュリティー

管理対象オブジェクト

ブローカクラスタ

持続性

メモリー管理

メンテナンス操作

本稼動環境では、アプリケーションのパフォーマンス、信頼性、およびセキュリティーが重視されるため、次のような継続的な管理メンテナンス操作によって、メッセージサービスのリソースを厳しく監視し、制御する必要があります。

ブローカの管理および調整

管理対象オブジェクト

クライアント管理