Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

ファイル記述子制限の設定

Solaris および Linux プラットフォームでは、クライアントやブローカが実行されるシェルによって、プロセスで使用できるファイル記述子の数に対する弱い制限値があります。Message Queue では、クライアントが行う接続、あるいはブローカが受け付ける接続はすべて、これらのファイル記述子のいずれかを使用します。持続メッセージを持つ物理的な送信先もすべて、ファイル記述子を使用します。

その結果、ファイル記述子の制限によって、ブローカまたはクライアントの接続数が制限されます。デフォルトで最大の接続数は Solaris で 256、Linux で 1024 です。実際には、持続性のためにファイル記述子を使用することから、接続数の制限はこの値より小さくなります。これ以上の接続を必要とする場合は、クライアントまたはブローカが実行する各シェルのファイル記述子制限を拡大する必要があります。この方法については、ulimit マニュアルページを参照してください。