Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

ユーザーリポジトリの作成

単層型ファイルユーザーリポジトリは、インスタンス固有です。起動するブローカインスタンスごとに、passwd という名前のデフォルトのユーザーリポジトリが自動的に作成されます。このユーザーリポジトリは、そのリポジトリが関連付けられているブローカインスタンスの名前によって識別されたディレクトリに置かれます (付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照)。

   …/instances/instanceName/etc/passwd

リポジトリは 2 つのエントリから構成されます。表 7–1 の各行にエントリを示します。

表 7–1 ユーザーリポジトリでの初期エントリ

ユーザー名 

パスワード 

グループ 

状態 

admin

admin

admin

アクティブ

guest

guest

anonymous

アクティブ

これらの初期エントリにより、管理者が介入しなくても、インストール後直ちに Message Queue ブローカを使用できます。

次の節では、単層型ユーザーリポジトリの設定、および管理方法について説明します。