ブローカインスタンスのユーザーリポジトリにユーザーエントリを追加する場合、事前に定義された 3 つのグループである admin、user、anonymous のいずれかを指定できます。グループが指定されない場合、デフォルトのグループ user が割り当てられます。グループが次のように割り当てられるはずです。
admin グループ: ブローカの管理者用です。このグループに割り当てられたユーザーは、デフォルトでブローカを設定および管理できるようになっています。管理者は、複数のユーザーを admin グループに割り当てることができます。
user グループ: 管理ユーザーでない通常の Message Queue クライアントユーザー用です。ほとんどのクライアントユーザーは user グループに所属します。デフォルトでは、このグループのユーザーはすべてのトピックとキューへのメッセージを生成し、すべてのトピックとキューからのメッセージを消費し、すべてのキューのメッセージを検索することができます。
anonymous グループ: ブローカに認識されているユーザー名を使用しない Message Queue クライアント用です。クライアントアプリケーションが実際に使用するユーザー名を認識していないなどの理由がある場合に使います。このアカウントは、多くの FTP サーバーにある匿名アカウントに似ています。一度に anonymous グループに割り当てられるのは、1 人のユーザーだけです。このグループのアクセス権限を user グループよりも制限したり、配置時にグループからユーザーを削除する必要があります。
ユーザーが属するグループを変更するには、そのユーザーのエントリを削除してから、そのユーザーの別のエントリを追加し、新しいグループを指定します。
このようなシステムで生成されたグループの名前の変更や削除、および新しいグループの作成は行えません。ただし、そのグループのメンバーがどの操作を実行するかを定義するアクセス規則を指定できます。詳細は、「ユーザー承認: アクセス制御プロパティーファイル」を参照してください。