Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

管理者のアクセス制御の設定

管理ユーザーを作成するには、アクセス制御プロパティーファイルで、ADMIN 接続を作成できるユーザーとグループを指定します。これらのユーザーとグループは、LDAP ディレクトリで事前に定義されている必要があります。

ADMIN 接続を作成できるユーザーまたはグループは、管理コマンドを発行できます。

Procedure管理ユーザーを設定する

  1. アクセス制御ファイルの使用を有効にするには、ブローカプロパティー imq.accesscontrol.enabled を、デフォルト値である true に設定します。

    imq.accesscontrol.enabled プロパティーにより、アクセス制御ファイルの使用が有効になります。

  2. アクセス制御ファイル accesscontrol.properties を開きます。このファイルの場所については、付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」の一覧を参照してください。

    このファイルには、次のようなエントリが収められています。

    サービス接続アクセス制御##################################connection.NORMAL.allow.user=*connection.ADMIN.allow.group=admin

    上記のエントリは一例です。admin グループはファイルベースのユーザーリポジトリに存在しますが、デフォルトでは LDAP ディレクトリに存在しないことに注意してください。LDAP ディレクトリで定義される、Message Queue 管理者権限を付与するグループの名前は変更する必要があります。

  3. Message Queue 管理者権限をユーザーに付与するには、ユーザー名を次のように入力します。

    connection.ADMIN.allow.user= userName[[,userName2] ]

  4. Message Queue 管理者権限をグループに付与するには、グループ名を次のように入力します。

    connection.ADMIN.allow.group= groupName[[,groupName2] ]