ACL ファイルはインスタンス固有です。ブローカインスタンスを起動する場合は常に、インスタンスディレクトリでデフォルトファイル accesscontrol.properties が作成されます。ファイルのパスは次のような形式です (付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照)。
…/instances/brokerInstanceName/etc/accesscontrol.properties
ACL ファイルは、Java プロパティーファイルのような形式になっています。ACL ファイルは、ファイルのバージョンを指定すると起動し、次の 3 つのセクションのアクセス制御規則を指定します。
接続のアクセス制御
物理的送信先のアクセス制御
物理的送信先の自動作成アクセス制御
version プロパティーでは、ACL プロパティーファイルのバージョンが定義されるので、このエントリを変更しないでください。
version=JMQFileAccessControlModel/100
アクセス制御を指定する ACL ファイルの 3 つのセクションについては、アクセス規則の基本構文およびアクセス権の計算方法に続いて、説明します。