Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

SSL ベースのクライアントを設定して実行する

SSL ベースの接続サービスを使用するようにクライアントを設定する手順は、クライアントが、アプリケーションクライアント (ssljms 接続サービスを使用) であるか、imqcmd などの Message Queue 管理クライアント (ssladmin 接続サービスを使用) であるかによって異なります。

アプリケーションクライアント

アプリケーションクライアントの場合、クライアントが、次の .jar ファイルを CLASSPATH 変数に指定していることを確認する必要があります。

J2SDK (Java 2 Software Development Kit) の 1.4 よりも古いバージョンを使用している場合は、次の JSSE (Java Secure Socket Extension) および JNDI (Java Naming and Directory Interface) の .jar ファイルも含める必要があります。

JSSE と JNDI のサポートが組み込まれている J2SDK 1.4 以降を使用している場合は、これらのファイルを含める必要はありません。

CLASSPATH ファイルを適切に指定したら、クライアントを起動し、ブローカの ssljms 接続サービスに接続する方法の 1 つとして、次のようなコマンドを入力します。

java -DimqConnectionType=TLS clientAppName

これにより、接続に SSL ベースの接続サービスを使用するよう指示が出されます。

管理クライアント

管理クライアントの場合、imqcmd コマンドを呼び出すときに、-secure オプションを指定すると、安全な接続を確立できます。たとえば、次のように指定します。

imqcmd list svc -b hostName:portNumber -u adminName -secure

adminName には Message Queue ユーザーリポジトリの有効なエントリが入ります。コマンドからパスワードの入力が要求されます。単層型ファイルリポジトリを使用している場合は、「デフォルトの管理者パスワードの変更」を参照してください。

接続サービスを一覧表示すると、次の出力のように、ssladmin サービスが実行中で、安全な管理接続が問題なく確立されたことが確認できます。


Listing all the services on the broker specified by:

Host                 Primary Port
localhost            7676

Service Name     Port Number       Service State
admin            33984 (dynamic)   RUNNING
httpjms          -                 UNKNOWN
httpsjms         -                 UNKNOWN
jms              33983 (dynamic)   RUNNING
ssladmin         35988 (dynamic)   RUNNING
ssljms           dynamic           UNKNOWN

Successfully listed services.