Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

署名付き証明書の取得とインストール

次の手順は、署名付き証明書を取得して、インストールする方法について説明しています。

Procedure署名付き証明書を取得する

  1. J2SE keytool コマンドを使用して、前節で作成した自己署名付き証明書の CSR (certificate signing request) を生成します。

    keytool コマンドについての情報は、次のサイトを参照してください。

    http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/tooldocs/solaris/keytool.html

    次に例を示します。


    keytool -certreq -keyalg RSA -alias imq -file certreq.csr
            -keystore /etc/imq/keystore -storepass myStorePassword

    これにより、指定したファイル (この例では certreq.csr) に証明書を含む CSR が生成されます。

  2. CSR を使用して、署名付き証明書を生成または要求します。

    次のいずれかの方法で、これを行うことができます。

    • Thawte や Verisign などの非常に著名な認証局 (CA) から、証明書に署名してもらいます。この方法の詳細については、CA のマニュアルを参照してください。

    • SSL 署名ソフトウェアパッケージを使用して、証明書に自己署名を行います。

      最終的な署名付き証明書は、 ASCII 文字列が連続したものになります。CA から署名付き証明書を受け取る場合、電子メールの添付またはテキスト形式のメッセージとして届きます。

  3. 署名付き証明書をファイルに保存します。

    次の手順では、ブローカの証明書に broker.cer という名前が使用されています。

Procedure署名付き証明書をインストールする

  1. J2SE が、使用中の認証局をデフォルトでサポートしているかどうかを確認します。

    次のコマンドは、システムキーストアの root CA を一覧表示します。

    keytool -v -list -keystore $JAVA_HOME/lib/security/cacerts
    

    使用中の CA がリスト内に見つかったら、次の手順は省略してください。

  2. 使用中の認証局が J2SE でサポートされていない場合、CA のルート証明書を Message Queue キーストアにインポートします。

    次に例を示します。

    keytool -import -alias ca -file ca.cer -noprompt -trustcacerts
            -keystore /etc/imq/keystore -storepass myStorePassword
    

    ca.cer は、CA から取得したルート証明書を含むファイルです。

    CA テスト証明書を使用している場合、Test CA Root 証明書をインポートする必要があるかもしれません。CA には、コピーの入手方法に関する手順が示されているはずです。

  3. 署名付き証明書をキーストアにインポートし、オリジナルの自己署名付き証明書と置き換えます。

    次に例を示します。

    keytool -import -alias imq -file broker.cer -noprompt -trustcacerts
            -keystore /etc/imq/keystore -storepass myStorePassword
    

    broker.cer は、CA から受け取った署名付き証明書を含むファイルです。

    Message Queue キーストアに、SSL 接続に使用できる署名付き証明書が格納されました。