ブローカは、ローリングログファイルのセットにログ出力を保存するように自動的に設定されます。ログファイルは、関連付けられたブローカのインスタンス名によって識別されるディレクトリに配置されます (付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照)。
…/instances/instanceName/log
ライフサイクルがアプリケーションサーバーによって制御されるブローカでは、ログファイルはブローカが起動されたドメインのドメインディレクトリのサブディレクトリに配置されます。
…/appServer_domainName_dir/imq/instances/imqbroker/log
ログファイルは、簡単なテキストファイルです。ログファイルは、次のように順番に名前が付けられています。
log.txt log_1.txt log_2.txt …log_9.txt
デフォルトでは、ログファイルは週に 1 回ロールオーバーされ、システムは 9 つのバックアップファイルを保持します。
ログファイルが保管されるディレクトリを変更するには、imq.log.file.dirpath プロパティーを希望するパスに設定します。
ログファイルのルート名を log から別の名前に変更するには、imq.log.file.filename プロパティーを設定します。
ブローカでは、ERROR、WARNING 、INFO という、3 つのログレベルがサポートされます。表 10–2 では、それぞれのレベルについて説明します。
表 10–2 ロギングレベル
レベル |
説明 |
---|---|
ERROR |
システム障害が生じる可能性のある問題点を示すメッセージです。 |
WARNING |
システム障害が生じる可能性はないが、留意すべき警告です。 |
INFO |
メトリックスおよびその他の情報メッセージの報告です。 |
ロギングレベルを設定すると、そのレベル以上のメッセージが収集されます。デフォルトのログレベルは INFO なので、ERROR メッセージ、WARNING メッセージ、INFO メッセージはすべてデフォルトで記録されます。