Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

セキュリティーとアクセスで考慮すること

メトリックストピック送信先へのアクセスを制限する理由は 2 つあります。

これらの点を考慮して、メトリックストピック送信先へのアクセスは制御することをお勧めします。

監視クライアントは、そのほかのクライアントと同じ認証制御と権限を前提にしています。ブローカへの接続が許可されるのは、Message Queue ユーザーリポジトリに登録されているユーザーだけです。

「ユーザー承認: アクセス制御プロパティーファイル」に説明されているとおり、アクセス制御プロパティーファイルを使用して特定のメトリックストピック送信先へのアクセスを制限することで、さらに保護を強化できます。

たとえば、accesscontrol.properties ファイル内の次のエントリは、user1 と user2 を除き、すべてのユーザーについて mq.metrics.broker メトリックストピックへのアクセスを拒否します。


topic.mq.metrics.broker.consume.deny.user=*
topic.mq.metrics.broker.consume.allow.user=user1,user2

次のエントリは、ユーザー user3 だけにトピック t1 の監視を許可します。


topic.mq.metrics.destination.topic.t1.consume.deny.user=*
topic.mq.metrics.destination.topic.t1.consume.allow.user=user3

メトリックスデータの機密性に応じて、暗号化された接続を使用してメトリックス監視クライアントをブローカへ接続することもできます。暗号化された接続の使用方法については、「メッセージの暗号化」を参照してください。