Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

メッセージベースの監視の設定

この節では、メッセージベースの監視機能を使用してメトリックス情報を収集するための手順を説明します。手順には、クライアント開発タスクと管理タスクの両方が含まれます。

Procedureメッセージベースの監視を設定する

  1. メトリックス監視クライアントを作成します。

    メトリックストピック送信先へサブスクライブし、メトリックスメッセージを消費し、これらのメッセージからメトリックスデータを抽出するクライアントをプログラミングする手順については、『Message Queue Developer's Guide for Java Clients 』を参照してください。

  2. config.properties ファイルにブローカプロパティー値を設定して、ブローカのメトリックスメッセージプロデューサを設定します。

    1. メトリックスメッセージの生成を有効にします。

      imq.metrics.topic.enabled=true と設定します。

      デフォルト値は true です。

    2. メトリックスメッセージを生成する間隔を、秒単位で指定します。

      imq.metrics.topic.interval=interval と設定します。

      デフォルトは 60 秒です。

    3. メトリックスメッセージを持続的にするかどうか、つまり、ブローカ障害時にもそのまま保持するかどうかを指定します。

      imq.metrics.topic.persist を設定します。

      デフォルト値は false です。

    4. 各送信先で、メトリックスメッセージを削除するまでに保持しておく期間を指定します。

      imq.metrics.topic.timetolive を設定します。

      デフォルト値は 300 秒です。

  3. メトリックストピック送信先に必要なアクセス制御を設定します。

    設定については次の 「セキュリティーとアクセスで考慮すること」を参照してください。

  4. メトリックス監視クライアントを起動します。

    コンシューマがメトリックストピックをサブスクライブすると、メトリックストピック送信先が自動的に作成されます。メトリックストピックが作成されると、ブローカのメトリックスメッセージプロデューサがメトリックスメッセージをメトリックストピックへ送信し始めます。