Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

パフォーマンス調整プロセス

メッセージングアプリケーションのパフォーマンスは、アプリケーションと Message Queue サービスの相互関係に左右されます。そのため、パフォーマンスを最大化するには、アプリケーション開発者と管理者が協力し合う必要があります。

パフォーマンスを最適化するプロセスは、アプリケーションの設計から始まります。アプリケーションが配備されたあとも、継続してメッセージサービスの調整を行います。パフォーマンス調整プロセスには、次の段階があります。

通常は、上記に概略したプロセスを繰り返し実行します。アプリケーションの配備時に、Message Queue 管理者は、メッセージサービスの適合性を評価し、アプリケーションの全般的なパフォーマンス要件を満たしているかどうかを判断します。ベンチマークテストがこれらの要件を満たす場合は、この章で説明するとおり、管理者はシステムの調整段階に入ることができます。一方、ベンチマークテストがパフォーマンス要件を満たしていない場合は、アプリケーションの再設計や配備アーキテクチャーの変更が必要となる場合があります。