Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

接続のプロパティー

表 14–1 に、接続サービスに関するブローカプロパティーを示します。

表 14–1 接続に関するブローカプロパティー

プロパティー 

データ型 

デフォルト値 

説明 

imq.service.activelist

文字列 

jms,admin

ブローカの起動時にアクティブにする接続サービスのリスト

imq.hostname

文字列 

使用可能なすべての IP アドレス 

すべての接続サービスのデフォルトのホスト名または IP アドレス

imq.portmapper.hostname

文字列 

なし 

ポートマッパーのホスト名または IP アドレス

指定すると、imq.hostname が上書きされます

imq.portmapper.port [imqcmd update bkr コマンドで使用できます]

整数 

7676

ポートマッパーのポート番号 


注 –

同じホスト上で複数のブローカインスタンスが実行されている場合は、それぞれに一意のポートマッパーポートを割り当てる必要があります。


imq.serviceName .protocolType.hostname [jmsssljmsadmin、および ssladmin サービスのみ。httpjms および httpsjms サービスの設定については、付録 C 「HTTP/HTTPS のサポート」を参照してください]

文字列 

なし 

接続サービスのホスト名または IP アドレス

指定すると、指定した接続サービスについて imq.hostname が上書きされます

imq.serviceName .protocolType.port

整数 

0

接続サービスのポート番号 

0 は、ポート番号がポートマッパーによって動的に割り当てられることを示します。

imq.portmapper.backlog

整数 

50

オペレーティングシステムのバックログに保留するポートマッパー要求の最大数 

imq.serviceName .threadpool_model [jms および admin サービスのみ]

文字列 

dedicated

スレッドプール管理のスレッドモデル 

    dedicated: 接続ごとに、受信メッセージ用と送信メッセージ用の 2 つの専用スレッドを使用します


    shared: メッセージの送受信時に共有スレッドによって接続を処理します


     

専用モデルでは、サポートできる接続数が制限されますが、プロバイダのパフォーマンスが向上します。共有モデルでは、サポートできる接続数が多くなりますが、スレッド管理のためのオーバーヘッドが加わるため、パフォーマンスが低下します。 

imq.serviceName .min_threads

整数 

jms: 10ssljms : 10httpjms: 10 httpsjms: 10 admin: 4ssladmin: 4

接続サービスのスレッドプールに保持するスレッドの最小数 

使用可能なスレッドの数がこのしきい値を超えると、スレッドは、最小数に達するまで、解放と同時にとシャットダウンされます。 

デフォルト値は、接続サービスによって異なります。 

imq.serviceName .max_threads

整数 

jms: 1000 ssljms: 500httpjms: 500httpsjms : 500 admin: 10ssladmin: 10

指定された接続サービスのスレッドプールに保持するスレッドの最大数。使用可能な新しいスレッドはこれ以上追加されません。 

この数は、0 より大きく、imq.serviceName.min_threads の値よりも大きくする必要があります。

デフォルト値は、接続サービスによって異なります。 

imq.shared.connectionMonitor_limit [共有スレッドモデルのみ]

整数 

Solaris: 512Linux: 512Windows: 64

1 つのディストリビュータスレッドが監視する接続の最大数 

システムによって、すべての接続の監視に十分な数のディストリビュータスレッドが割り当てられます。このプロパティーの値が小さいほど、アクティブな接続へのスレッドの割り当てが高速になります。値 -1 は、スレッドあたりの接続数が無制限であることを示します。

デフォルト値は、オペレーティングシステムのプラットフォームによって異なります。 

imq.ping.interval

整数 

120

クライアントとブローカ間のテスト接続の間隔 (秒単位) 

0 または -1 を指定すると、接続の定期的なテストが無効になります。