Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

クラスタ設定プロパティー

表 14–9 に、ブローカクラスタに関する設定プロパティーを示します。

表 14–9 クラスタ設定に関するブローカプロパティー

プロパティー 

データ型 

デフォルト値 

説明 

imq.cluster.brokerlist [クラスタ内のすべてのブローカで同じ値にする必要があります]

文字列 

なし 

ブローカのアドレスのリスト 

リストは、コンマ区切りの複数のアドレスで構成します。各アドレスでは、クラスタ内のブローカのホスト名とポートマッパーのポート番号を、hostName: portNumber の形式で指定します。

例:

    host1:3000,host2:8000,ctrlhost


imq.cluster.hostname [クラスタ内のブローカごとに個別に指定できます]

文字列 

なし 

cluster 接続サービスのホスト名または IP アドレス

指定すると、cluster 接続サービスについて imq.hostname (表 14–1 を参照) が上書きされます

imq.cluster.port

整数 

0

cluster 接続サービスのポート番号

0 は、ポート番号がポートマッパーによって動的に割り当てられることを示します。

imq.cluster.transport

文字列 

tcp

cluster 接続サービスのネットワークトランスポートプロトコル

ブローカ間の安全で暗号化されたメッセージ配信を実現するためには、このプロパティーを ssl に設定します。

imq.cluster.url, [imqcmd update bkr コマンドで使用できます]

文字列 

なし 

cluster 設定ファイルがある場合のファイルの URL

例:

    http://webserver/imq/cluster.properties


    (Web サーバー上のファイルの場合)


    
    

    file:/net/mfsserver/imq/cluster.properties


    (共有ドライブ上のファイルの場合)


imq.cluster.masterbroker

文字列 

なし 

クラスタのマスターブローカがある場合の、そのホスト名とポート番号 

値は hostName: portNumber の形式になります。hostName はマスターブローカのホスト名で、portNumber はマスターブローカのポートマッパーのポート番号です。

例:

    ctrlhost:7676