Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

監視のプロパティー

表 14–8 に、監視サービスに関するブローカプロパティーを示します。

表 14–8 監視に関するブローカプロパティー

プロパティー 

データ型 

デフォルト値 

説明 

imq.log.level [imqcmd update bkr コマンドで使用できます]

文字列 

INFO

ロギングレベル 

出力チャネルに書き込むことのできるロギング情報のカテゴリを指定します。使用可能な値には、レベルの高い順に次のものがあります。 

    ERROR


    WARNING


    INFO


各レベルには、その上位のレベルが含まれます。たとえば、WARNING には ERROR が含まれます。

imq.destination.logDeadMsgs

ブール 

false

デッドメッセージに関する情報をログに書き込むかどうか 

true の場合、次のイベントがログに書き込まれます。

  • 送信先が最大サイズまたは最大メッセージ数に達していっぱいになった。

  • 管理コマンドか配信通知以外の理由でブローカがメッセージを破棄した。

  • ブローカがデッドメッセージキューにメッセージを移動した。

imq.log.console.stream

文字列 

ERR

コンソール出力の送信先 

    OUT: stdout


    ERR: stderr


imq.log.console.output

文字列 

ERROR|WARNING

コンソールに書き込むロギング情報のカテゴリ 

    NONE


    ERROR


    WARNING


    INFO


    ALL


ERRORWARNING、および INFO カテゴリには、それぞれの上位のカテゴリは含まれません。したがって、必要に応じて各カテゴリを明示的に指定する必要があります。カテゴリの組み合わせは、縦線 (|) で区切って指定できます。

imq.log.file.dirpath

文字列 

付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照

ログファイルを含むディレクトリへのパス 

imq.log.file.filename

文字列 

log.txt

ログファイルの名前 

imq.log.file.output

文字列 

ALL

ログファイルに書き込むロギング情報のカテゴリ 

    NONE


    ERROR


    WARNING


    INFO


    ALL


ERRORWARNING、および INFO カテゴリには、それぞれの上位のカテゴリは含まれません。したがって、必要に応じて各カテゴリを明示的に指定する必要があります。カテゴリの組み合わせは、縦線 (|) で区切って指定できます。

imq.log.file.rolloverbytes

整数 

-1

出力を新しいログファイルにロールオーバーするファイル長 (バイト単位) 

-1 は、バイト数が無制限である、つまりファイル長に基づくロールオーバーは行わないことを示します。

imq.log.file.rolloversecs

整数 

604800 (1 週間)

出力を新しいログファイルにロールオーバーするファイルの有効期間 (秒単位) 

-1 は、秒数が無制限である、つまりファイルの有効期間に基づくロールオーバーは行わないことを示します。

imq.log.syslog.output [Solaris プラットフォームのみ]

文字列 

ERROR

syslogd(1M) に書き込むロギング情報のカテゴリ

    NONE


    ERROR


    WARNING


    INFO


    ALL


ERRORWARNING、および INFO カテゴリには、それぞれの上位のカテゴリは含まれません。したがって、必要に応じて各カテゴリを明示的に指定する必要があります。カテゴリの組み合わせは、縦線 (|) で区切って指定できます。

imq.log.syslog.facility

文字列 

LOG_DAEMON

メッセージのロギングのための syslog 機能

使用可能な値は、syslog(3C) のマニュアルページに示される値を反映しています。Message Queue で使用するための適切な値は次のとおりです。

    LOG_USER


    LOG_DAEMON


    LOG_LOCAL0


    LOG_LOCAL1


    LOG_LOCAL2


    LOG_LOCAL3


    LOG_LOCAL4


    LOG_LOCAL5


    LOG_LOCAL6


    LOG_LOCAL7


imq.log.syslog.identity

文字列 

imqbrokerd_${imq.instanceName }

syslog にログとして書き込まれるすべてのメッセージの先頭に付ける識別文字列

imq.log.syslog.logpid

ブール 

true

メッセージとともにブローカのプロセス ID をログに書き込むかどうか 

imq.log.syslog.logconsole

ブール 

false

メッセージを syslog に送信できなかった場合にシステムコンソールに書き込むかどうか

imq.log.timezone

文字列 

該当地域のタイムゾーン 

ログのタイムスタンプのタイムゾーン 

使用可能な値は、メソッド java.util.TimeZone.getTimeZone で使用される値と同じです。

例:

    GMT


    GMT-8:00


    America/LosAngeles


    Europe/Rome


    Asia/Tokyo


imq.metrics.enabled

ブール 

true

ロガーへのメトリックス情報の書き込みを有効にするかどうか

imq.metrics.topic.enabled で制御するメトリックスメッセージの生成には影響しません。

imq.metrics.interval

整数 

-1

ロガーにメトリックス情報を書き込む間隔 (秒単位) 

imq.metrics.topic.interval で制御するメトリックスメッセージの生成間隔には影響しません。

-1 は、無期限の間隔、つまりロガーにメトリックス情報を書き込まないことを示します。

imq.metrics.topic.enabled

ブール 

true

メトリックストピック送信先へのメトリックスメッセージの生成を有効にするかどうか 

false の場合、メトリックストピック送信先へサブスクライブしようとすると、クライアント側の例外がスローされます。

imq.metrics.topic.interval

整数 

60

メトリックストピック送信先へのメトリックスメッセージを生成する間隔 (秒単位) 

imq.metrics.topic.persist

ブール 

false

メトリックストピック送信先に送信されるメトリックスメッセージが持続的かどうか 

imq.metrics.topic.timetolive

整数 

300

メトリックストピック送信先に送信されるメトリックスメッセージの有効期間 (秒単位)